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ベトナムで役に立つ「人事」を考えるための勉強note

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私自身がベトナムで人事労務の支援業を行う立場として、人事や労務についての日々の学びや記事への感想などをここに記録して、成長に繋げたいな、という思いで作っているスペースです。
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#人事考課

人事評価における「えんぴつナメナメ」の必要性についての考察

人事評価における「えんぴつナメナメ」の必要性についての考察

自分の会社の「資格等級表」や「人事考課シート」の項目というのは、まず、「理想の従業員像」がまずあって、それを成り立たせるための必要な要素に分解していきます。

ただ、この「結果」↔︎「要素」の関係は自然科学なら「自然環境の中、水を100度にしたら沸騰する」みたいなことなら、いいのですが、「理想の従業員像」のように社会科学的で抽象的なものになる程、その結果に至るための要素が多すぎて全てを網羅すること

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【ベトナムでの従業員教育の第一歩は「正確な能力評価」を伝えること】

【ベトナムでの従業員教育の第一歩は「正確な能力評価」を伝えること】

【ベトナムでの従業員教育の第一歩は「正確な能力評価」を伝えること】

ベトナム人事労務コンサルティングのアジアゲートベトナム代表の豊田英司です。

仕事柄、ひんぱんにベトナムの日系企業のお客様から「ベトナムでの従業員教育」についてご相談を受けます。

ただ、この前提条件として、私がベトナムで教育研修を実施する上で非常に大事だと思っているのは、研修対象になっている、「なんらかの能力が期待水準に達して

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人事評価制度の納得度を上げるには、シンプルに人事考課の回数を増やすのがやはり効果的だ、と思う理由

人事評価制度の納得度を上げるには、シンプルに人事考課の回数を増やすのがやはり効果的だ、と思う理由

「人事評価に対する従業員の納得度を上げるには、まず人事考課の回数を増やせば良い」というお話をすると、「まぁ、そりゃそうだけど、でも、、」というリアクションをいただくことがよくあります。

ですので、少し、私自身のそれに対する考え方を、段階に分けて、理屈っぽく、ここに書いてみました。
よろしければご参照ください。
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(1)まず、人事評価への納得度は、考課時

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半年1回の人事考課で本当にいいのか?

半年1回の人事考課で本当にいいのか?

ベトナムで人事制度を作成するという時に、いきなり、何もないところから日本本社同様のフルスペックの人事制度を導入しようとする会社様がありますが、やっぱり10名と1000名の組織では必要な人事制度は変わってきます。

そして「ビジネスの発展段階」でも求められる制度が違ってきます。

例えば、日本では「6ヶ月に1回」、人事考課をする、という会社が多い思います。

すでにビジネス内容も売り上げなども安定期

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