思考癖が 分かれ道
生きているうちに辛い思いを癒すことの大切さを、2023年は未成仏だった方々から学びました。
私達は日々、後悔や満たされない思いも抱いて生きていますが、その辛い思いを消化/昇華できる人とできない人がいるのは、思考の癖が違うからなのかも…と思い至りました。
日頃辛いことや苦しいことや嫌なことがあると、必ず何度も何度も頭の中や心の中で、その嫌なことをリピートして考えて、自分自身や誰かを責めてしまう思考癖です。
一方で、毎日幸せを感じて暮らす方々や、迷わずに成仏できた方々は、その体験の辛さそのものを消去することは出来なくても、常にその辛い体験より、楽しかったことや喜びの体験の方に視点や気持ちを集中させて、その時の幸せな気持ちや気分を長く持続させることがうまく、それが結果的に『辛い嫌なことを大したことがない過去の体験』にしてしまえるようなのです。
たとえば、私のセッションカウンセリングを受けて下さった方も、セッション中に亡き方やガイドの愛を感じて幸せな気持ちになって涙をポロポロこぼされても、帰った翌々日にはもうそれを遠い記憶にしてしまって、目の前の現実問題に翻弄される方と、当日感じた心の奥/たましいだけでなく、脳にもきちんと刻んで、前進できる方とに分かれるように思います。
前進するのは、前後にあった不思議な出来事や当日の感動などを忘れないうちに書き留めたり、話したり、感想を細かく書いてくれたりした方々です。
その行動で目からも耳からも『愛されていると感じた喜び』がリピートされて脳にも記憶されるので、現実に負そうになってもそれを思い出しやすくなり、その存在のためにも幸せになろう!と立直りが早いようなのです。
私達の脳はいつもと違う考えや感じ方は危険!と捉えて記憶から排除しようとしますし、気をつけなきゃいけない事やしなければならない事を優先し、誰が敵で誰が味方か!と人を判断することに忙しい…となりがちです。
でも、心からの幸せを感じて生きるためにも、亡くなってすぐ成仏するためにも、日頃から心を澄まして『愛したい、愛されたい』という本当の想いに正直に素直になって、些細なことでも嬉しい!楽しい!出来事や体験に感動して大喜びする感性を、心にも脳にも身体全体にも、自分自身で育むことがとても大切なように思います。
実は思考型で小心者の私自身の目標として、日頃何気なくリピートしてしまう思考に気をつけ『嬉しい!楽しい!ありがとう!にフォーカスする!』とここに記しておきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
写真は富士吉田で見た富士山です。
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