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株式報酬で専門人材確保

要約

人材確保を目的として現金による報酬に加えて株式報酬を与える企業が増えてきている。
国内では約500社が導入。
働きがいを高めて人材の繋ぎとめをはかる。

株式報酬は取締役や執行役員などの経営層にとどめておくのがこれまで一般的であった。
しかし今後は優秀な一般社員にも広げ、中・長期の会社の成長を目指す社員を集めることができる。
経営層と従業員が企業価値向上に一緒に取り組むことも狙いだ。

導入する背景にはPBR1倍割れの是正を企業に促したのがある。
株式を意識した経営を浸透させなければならないのだ。
資産の割に低い株価引き上げを迫られている。

米国で2023年をめどに従業員持ち株制度を導入。
欧米やシンガポールの企業では本部長相当の役職に導入しているのが5割にも上り、対する日本は現状1割だ。


感想

私が新卒でお世話になった企業には自社株制度があった。
今思うととても珍しいし、ありがたい制度なのだと思う。
当時の私は経営などには興味がなく買わなかった。

経営層と従業員の溝の深さの一因として、会社の業績により受ける恩恵の大きさがあると思う。
私の勤める会社では業績に応じて賞与が変動するので恩恵を受けれるシステムが組まれている。
中小企業ではこのくらいでも問題ないかもしれない。
よくよくは記事にあるように自社株制度の導入は考えたいものだ。
更に経営層と従業員の溝の深さは小さくなると思うからだ。
あとはどうやってやるかを考えればいい。

最近よく聞く"働きがい(エンゲージメント)"という言葉は"生きがい"と置き換えることができると思う。
働くこと=生きること と思うからだ。
給与や株式報酬に魅力を感じる気持ちはわかるが、何を実現したいかというのも大切だと思う。
それは自分の出来ること・出来る可能性がある範囲をしっかりと見極めることにも繋がる。
世界を変えるなどを実現したいこととして掲げるのは素晴らしいことだ。
しかし言葉に酔いしれてしまっているようであればそれは目標でも何でもなくただの見栄にしか聞こえなくなる。
もう少し身近な、自分の影響できる範囲を見極めると自分が実現したいことは見えてくるのかも知れない。
お金も素敵だが、そう言う"働きがい"の話の延長で今どんなことをしているか酒を呑みながら話ができたら、きっとそれは最高だ。

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