見出し画像

損保ジャパン社長 辞任

要約

ビックモーターによる保険金の不正請求問題で不適切な対応をとった責任をとる。
ビックモーターが火種となった問題は保険会社のトップを辞任するまでに発展した。
時期は引き継ぎが済んでからと明確にはしなかった。
現会長、現社長ともに不正に関して陳謝した。
22年7月に取引再開の協議をし、再発防止を条件に取引を再開した。
しかし、再開の背景にあったのは自社利益を追求した結果だった。
調査委員会の結果報告の前に辞任を表明したのは信頼回復のためだという。
現会長は自身の処分は委員会の報告結果により厳正に対処するとしている。

ビックモーターと取引を始めたのは1988年。
04年から出向者を送っていて、15年には板金塗装部門にも社員を派遣していた。
今後はSOMPO現常務が損保ジャパンの副社長として就任し、再発防止策の考案と実行を担う。

感想

またこのパターンか………。
率直にそう思った。
責任をとる=辞める がなんか最善策のようになっていないか?
確かにこの人の判断能力では今後もダメだというのであれば仕方ない。
でもそうダメだと判断するのに基準なんてのはないし、代わりが代表やったから変わる保障もない。
どうも責任とって辞めるは、逃げるに聞こえる。
僕が思う責任を取るは"改善する"だ。
それをしようともしてないのに辞めるは責任を取るではない。
改善を図ろうと努めた結果ダメであれば適任ではないとして、辞任ではなくクビだ。

改善するときの力がそのトップの技量が試されるのではないのか?
とはいえ株主がダメといったら改善するチャンスすら与えてもらえないと思うが……。

でも本気で信頼を回復したいと、会社を守りたいと思うのであれば辞任は最適解ではない。
それで信頼が回復することなんてあり得ない。
僕は是非とも現社長に快進撃を見せてほしいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?