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「表現する」とはどういうことか

ここは作家としての「表現」を話題にしています。

まあでも「表現」って、

絵でも音楽でもパフォーマンスでも何でも、

結局つまるところは同じだと思うけどね。



そもそも、

「表現する」ってなんだろう。


それは、

心の中っていうか頭の中っていうか胸の奥っていうか、

とにかく、


内側から湧いて出て来るものをどうにか外側に出すこと。


だと思う。


その「内側からどうしようもなくわき出て来るもの」が、

文章なのか絵なのか音楽なのかパフォーマンスなのか、

それは人それぞれ違うんだと思うし、

そもそもそんなイメージのようなものは、

誰でも出て来るってわけでもないと思う。


で、こういう、

内側からなんかわからないけどわき出て来るイメージを、

ああでもないこうでもないと、

色々考えて表に出すのが、


表現


と言うことになるんだと思います。


で、その道のプロというのは、

この内側から湧き出るイメージに対して、

どういうふうにアプローチすると、

どんなふうになっていくのか、

というのが、

経験的にわかったり、
知識として知っていたり、
その近道があったり、

と、そう言う事なんだと思います。


だから最初はたいてい、

内側から湧き出てくるイメージっていうのは、
他人にはうまく伝わらない物だと思う。

それを他人に伝えようとすると、
ああでもないこうでもないと色々考えることになっていく。

そうして出来上がったものが、


作品


ということになるんだろうな。

つまり、
何が言いたいのかと言うと、

自分の頭の中で、

ぱっと沸いただけのイメージは、

まだ作品というものにはなっていない、

ということ。

ぱっと思いついたものに、

色々ああでもないこうでもないと考えて、
あんなことしてみたりこんなことやってみたりして、

そうして形にして、作品にする。


そういうプロセスを経て作品として成立すると、それら全てが表現ということになるのかな。


と、思う。


最終的に、人の心を揺さぶる作品は、


きっと、

作家の情熱の熱量に比例する。


のではないかと思っています。


それがコンクールで落選しようがどうにも人に伝わらなかろうが、表現できたことでいったん良しとすることもアリ。


でも、再度チャンスを見いだすチャンスも、あるよ。


締切まであと7日。ビビの再生工場シナリオコンクールです。


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