この気持ちに名前をつけたら 僕は僕じゃなくなってしまうな その瞳に吸い込まれて また明日ま…
同じ歩幅で歩けたなら すれ違うこともきっとないのに ただ僕と違う踵の音が 心地よくて耳を澄…
悪戦苦闘している 小心者の代弁者 今更後戻りなどさせるものかと 四肢を捥いで貼り付けのお立…
凪はそっと 花びらを運ぶように静かにうねる さようならの言葉だけ 喉に刺さって抜けなくなる…
悲しみがたゆたう 海の底を見ていたら 逸れた優しさがそっと顔を出すだろう 向き不向きの話じ…
淡々と暴き出した 御伽話のような結末も 花は枯れると知っていたんなら 悲しい顔をしないでよ …
目眩と吐き気がする 低気圧のせいでしょうか 雨の気配をたどれば カタツムリが顔を出します …