投資はギャンブルなのか!?
株式投資について、興味はあるけどギャンブルだから怖いと思っている人向けに、株式投資はギャンブルなのか記載した記事になります.
1 ギャンブルとは何か
ギャンブルと聞くと不確定要素があるものや、ハイリスクハイリターンなものと考える人とも多いと思います.
ギャンブルとは何か考えると、人によって考え方の違いはあると思いますが、私は
がギャンブルだと考えています.
株式投資については
・プラスサムゲーム
なのでギャンブルではないと考えています.
2 ゼロサムゲームとは
参加者全員の得失点の合計が常に0になる方式のことです.
例えばFX(外国為替証拠金取引)や麻雀がゼロサムゲームと言われています.
FXなどは参加者の資金分しか市場になく、それが参加者の間で資金が行き来しているだけなので、プラスになった人とマイナスになった人を合計すると必ずゼロになります.
麻雀も同様に全体の点数は決まっており、絶対数は変わらないので参加者の間で点数が動いているだけになります.
そのようなプラスとマイナスを足し引きしてゼロになる仕組みをゼロサムゲームと言います.
3 マイナスサムゲーム
参加者の投資金額より払い戻しの金額の方が少ない方式のことになります.
例えばパチンコや競馬などのはマイナスサムゲームと言われています.
パチンコなどは参加者がまず資金を出して開始しますが、その資金に対して運営側がまず手数料を取ります.
そして残った資金を参加者に還元していきますので、還元額については参加者が払った金額よりもマイナスになっています.
このように参加者の間だけで資金のやり取りをするのではなく、運営側が手数料を取り、残った資金が参加者に配布されるものをマイナスゲームと言います.
還元された参加者のプラスとマイナスを合計しても、当初の金額より少なくなっています.
ちなみに還元率としては
となっており、宝くじは運営側が約50%も手数料を取っていますので、なかなか当たることがないのも、これが原因の一つです.
パチンコは店や遊戯台によっての違いがあるので差があります.
4 プラスサムゲームとは
参加者全員の資金がプラスになる夢のような仕組みになるので、損をする人がいません.
長期の株式投資はこれに該当をします.
株式投資については、まず株を購入するために資金を会社に出します.
そして会社は受け取った資金を元に会社を売上を伸ばして、資金を増やしてくれます.
その結果、株主の資産は株価が上がったり、配当金として還元されるので、増えていきます.
株主も会社もプラスになっているので損をしている人がいません.
このような仕組みをプラスサムゲームと言います.
5 まとめ
長期の株式投資は会社も投資家も損をすることがないので、「プラスサムゲーム」になりますのでギャンブルではないと私は考えています.
しかし、株式投資でも短期売買については、「ゼロサムゲーム」になってしまいますのでギャンブルだと考えています.
短期売買については、企業からの恩恵を受けてプラスやマイナスになっているわけではなく、参加者のみのやり取りになってしまいます.
ここまで読んでいただいた方の中には、それでも「株式投資は会社が倒産したら、投資したお金がなくなる」とか、「株をやって大損したと周りから聞いた」など考え心配する方がいると思います.
もちろん、株式投資に絶対はないので、損をする可能性はあります.
しかし長期的にはプラスになる可能性は高いです.
株式投資をやるかやらないかは、最終的には個人の判断になってしまいますが、興味がある方は「リスク許容度」の範囲でやることを推奨します.
リスク許容度については下記の記事で紹介していますのでので、よろしければご覧ください.