雑記

日曜日、長湯をして早めの布団の中。

 解決策も実行力も見出だせない、悲惨な現状は変わらずだが、何故か今、いつもの延々続くトンネルの中のようなネガティブ思考ではないので、この状態のうちに記録しておく。

 最近、体重計には乗っていないが、確実に太ったと思う。中年の腹回りになっているし、顔も円くなった気がする。ガリ細だの貧相だのナイトメアビフォアクリスマスだのと言われ続け、太ることなどありえないだろうと思い続けて早四十年以上。そのありえない事象が起こっていることに、不思議な感動を覚えている。
ショックはショックであるが、そういうものだと思ってしまえばそれまでのこと。これから生まれて初めてのダイエットなるものに挑戦するか、このまま老化現象に身を任せるかは気分次第である。

 そう、何事も気分次第なのだなあと、この数ヶ月でやっと気が付いたのだ。
「自分の人生の主人公は自分である」
という、当たり前のことが私には病的に欠落していて、気分次第の風任せでここまできたのだなと改めて思う。その風任せで流されるのはまごうことなき自分であるというのに、どこか他人事のように俯瞰で自らを見ているものだから、よく考えず行動し、その結果、大切な人たちに迷惑をかけ、くだらない奴らからは搾取されるばかりの人生だった。ように思う。多分。

 太って醜くなったかもしれないなあ…とは思うものの、それは確実に自分ではあるのだが、それも他人事のように醜い姿だなあと感じる程度なのだ。

 とことん駄目なのは、まともな金銭感覚や人付き合いにおける人としての思いやりが欠落していること、親にまだ頼ってしまっていること、仕事もやりたいことややらなくてはいけないことが分かっておらず、きっと自分ならこうしたいんだろう、という悪質な俯瞰がそこにある。

 けれども、ここまで書いてもそれほど落ち込んではいないのがいつもとは違うところだ。冷静に自分を見つめ直している。珍しいことにだ。

 朝晩は肌寒くなってきたが、過ごしやすい気候のせいもあるのか。
 はたまた、秋の夜長に久しぶりにのんびり長湯してみたせいか。

 仕事もお金も無いが、何とかまたなるのだろう。そんな気がしている。
焦らず、じっくり、でも実行にうつそう。

そんなことを考えている。

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