マガジンのカバー画像

読んでみたい

11
私も読んでみたい!と思った読書感想文など。
運営しているクリエイター

#エッセイ

どうして、学ぶの?|数学ガールを読んで

息子から、塾の宿題について質問された。「これ、どうやって計算するの?」 簡単な1次方程式。数学が苦手な私にも、これくらいは分かる。 でも、困ってしまった。なにしろ小5の前では、1次方程式として解いてはいけないのである。 それに私は、「私がなぜこの計算ができるのか?」がわからなかった。解き方は知っている。でも、解き方を説明できないのだ。……どうしようとなったとき、ある本のことが頭の中に浮かぶ。 『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』。 数学ガールは、数学が好きな高校生

読書感想文【読書について】小林秀雄

昨日はSNSの洗礼を受けた。 私は慣れないツイッターにとある番組の 意見を書いていたのだが 知らない誰かの逆鱗に触れ ポアされました。 チーン。。。 ツイッターに関しては ほぼよくわからないまま 要するにルールをあまりわからず さらに匿名だという事もあり 気を使わずにツラツラ呟いていたのが 問題だった。 後から鍵をかける事などを知ったが 時すでに遅しである。 内容がくだらなすぎて noteのネタにもならない。 タイトル『ツイッターでポアされた話』なんて 愚痴と悪口

旅の道しるべにしたい一冊と出会えた夜

 台風の影響でネットが使えない間、積読していた書籍を幾つか読了した。 今日はその中の一つ、吉本ばななさんの作品をご紹介したい。  私という人間の輪郭の一部は、間違いなく吉本ばななさんの作品でできている。「キッチン」「ハゴロモ」「TUGUMI」「デッドエンドの思い出」、ちびがお腹の中にいる時に読んだ作品「イルカ」も、とても思い出深い。今回読み終えたこちらの作品も、私にとってかけがえのない1冊となった。 「人生の旅をゆく3」吉本ばなな作  幾つかの短いお話をぎゅっと詰め込んだ

絵本って高くない? と感じていた未熟さを恥じています

心から恥じています、という備忘録。 早いもので息子が2歳になり、これまで「ごぶごぶ」とか「ばー」「ぷくぷく」の音や、認識しやすいはっきりとした色づかいが中心だった絵本から卒業した。乳児の認識できる音や色が緻密に計算されたこれらの絵本は、物語や登場人物的なものがないゆえ、大人の私にとってはなかなか退屈で、眠気に襲われた実績も多数、、、(申し訳ない) ところが、子供が1歳半を超えた頃から、絵本の中で起きている状況をそれなりに理解できるようになった。雨が降るとか、パンケーキがで