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モルフェウスの肖像と雑感

あの頃我々の間を駆け抜けたのは、10人と2体と1匹。
世界中のエージェントを謎と暗号と寝不足のどん底に突き落とし、精緻に練りこまれたストーリーで魅了したモルフェウスの思い出というか雑感を語る。

かつて、そう……2018年の春のことだった。
誰が持ってきたのだろう、モルフェウスというワードがイングレスのプレーヤー(エージェント)界隈を席巻した事があった。
私が隅の方に席を頂いているイングレスストーリー調査チーム『Project Lycauem』も多分に漏れずその言葉とともにそのムーブメントに吞まれていくのである。
イングレスには背景に流れる物語がちゃんとあり、しかも複雑精緻に張り巡らされた伏線と設定が我々を翻弄し魅了する。
こと調査員(インヴェスティゲイター)という人種は、そういった謎やら文書やら伏線やら設定やらが大好きなものである(個人の意見です)
そんな中、海外で活躍する調査員の一人のもとにある文書が届いたとの知らせが入った。
まさかそこから公式だかファンメイドだかよくわからない話に巻き込まれていくなど思いもしなかったのだ。

さて、何のかんのと時が進みモルフェウスのキャラクターがあらかた出そろった頃、こんなにも魅力的なキャラが揃っていて姿絵が無いのも個人的に寂しく思っていた(そして人名だけでは区別が出来なくなっていた)私は、全く妄想でモルフェウスのキャラクターの絵を自分用に描くことにしたのだった。
この記事は、その登場人物たちの姿絵を紹介することにする。

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【π(Pi)】
記憶している中で最初期に描いた記憶があるのが彼である。
元気で口がうまく基本的にお調子者、モルフェウスのテックリードともいうべき青年。隠れモテ男。
なぜこの容姿に至ったかと言うと、まず本筋の登場人物PACことPAシャポーの印象が彼にあったからだ。
長髪にメガネ、ただし色は違う。
ストロベリーブロンドにハニーイエローの瞳は、キャラクターとして目立つのではないかという全くの私の趣味であった。
なお本当にメガネをかけた人物が彼の依り代であったことを知るのは一番最後のことである。


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【β(Beta)】
彼女も最初期に描いた人物の一人である。
文書内のイメージで最初は男性だと思っていたら、後から男性ではないことがわかり慌てて描き直したことがあった。
当時リュケイオン内で催されていた「ほんやくこんぺ」内で中性的な設定で書いていたことを思い出す。
しかしこの彼女は、先述のπに対しサメの餌にするなどの言動が見られることから、なかなか手を焼いていたのかもしれない。


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【δ(Delta)】
モルフェウスの物語の中でヒロインとも言えるのが彼女である。
ちょっとしたきっかけでモルフェウスの計画の被験者となりモルフェウスとの距離を縮めていくことになる。
周囲との関りをだんだんと減らされて、結局モルフェウスとの関係を近くせざるを得なかったが、彼女はどう思っていたのだろうか。
余談だが、2021年現在世界で猛威を振るっている流行り病の株名にギリシャ文字が使われていて、報道でデルタ株デルタ株と繰り返し聞くたびに浮かぶのが彼女だった。後半になるにつれてかわいそうな目に遭うが、きちんと報われるのである。


今回の記事はこの辺りにしておくことにする。
また次回お会いすることにしよう。



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