モルフェウスの肖像と雑感とあの頃

何年前になるだろうか、今のように流行り病もなく平穏だったように感じる。
深夜に来る新情報を前にあーでもないこーでもないと話をしていたころを懐かしく思い出す。
いや、今だって大差はない。
無いはずなのであるが、あの頃のことを何かの折に思い出すと一抹の寂寥感のようなものを感じてしまうのだ。
自分があのようにハイレベルなお話を展開できるとも思えないし、やったとしてもモルフェウスの焼き直しにしかならないのがとても悔しいところ。
でもそう思わせてくれるということは、モルフェウスはかなりハイレベルな作品であったという証左である。
誰かが言っていた。

”ある作品を見て何かを作りたくなったらそれは良いものなのだ”

そう、とても良いものなのだ、モルフェウスは。
今でも思い出す。
あのよくわからないうちに巻き込まれ深入りし、寝不足になったあの日のことを。
初めてミッションを作った日のことを。
モルフェウスとは何ぞやと聞かれるたびに答えに窮していたあの頃のことを。

少しだけ過去に戻って思い出せて良かった。

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