映画『ゴールデンスランバー』(2010)
*以下ネタバレなし*
映画『ゴールデンスランバー』を見た。
見ようと思った理由は、私が今絶賛VIVANTにハマっており、堺雅人さんが見たかったからだ。
ゴールデンスランバーは伊坂幸太郎の小説が原作で、主人公が首相暗殺犯に仕立て上げられて逃走する話だ。
物語はハッピーエンドではないかもしれないが、最もスッキリとしたエンディングを迎えたのではないかと思う。
その一方で、自分がもし主人公のような状況に置かれたらどうしよう、という一抹の不安が残った。
実際に政治家が暗殺(未遂もあり)されたのは比較的記憶に新しい。
その事件がなければ、この映画を見た感想もまた違っていたかもしれない。
もし自分が悪人、犯罪者にされてしまったら。
自分のことを無実だと信じてくれる人がどのくらいいるのだろうか。
日頃の行いや与えるイメージは、良くも悪くも必ず自分に返ってくるのだと感じた作品だった。
私が普段から映画や小説、ドラマを良く摂取する人間なら、もっと深いところまでこの映画を受け取れたのかもしれない。まだ私は幼い。
それにしても、堺さんは老けないな。
私はしばらくビートルズのGolden Slumbersを聞くことになるだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?