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いまさら仕事術#2丨QCDの優先順位とコントロール

00丨「いまさら仕事術」とは

社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっています。

しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっていることが少なくありません。

その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきます。

今回のテーマは、「QCDの優先順位とコントロール」です。

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01丨QCDとは

  • Quality:品質

  • Cost:コスト

  • Delivery:納期

02丨QCDは「バランス」で成り立つ

  • Qを上げると、CとDが下がる

  • Cを安くすると、Qが下がる(Dは状況次第)

  • Dを早めると、Qが下がる(Cは状況次第)

03丨「どれも優先します」は、何も考えていないのと一緒

  • 大事か大事じゃないかで言えば、この3つはどれも大事

  • しかし、どれも優先しようとすれば仕事は破錠し、最悪会社がつぶれます

  • あるべき姿と現実の狭間で、どれを最優先するかを考え抜くのが仕事

04丨どれが優先順位高いかではなく、何を目的にするか

  • 例えば、重度障害発生時はDが最優先だし、商品リニューアルならQまたはCが最優先

  • 目的によって順番は変わる

  • ただし、進めているうちに状況変化するのが仕事の常

  • 当然、優先順位を入れ替える判断も必要

05丨QCDの変更を決定するのは、プロジェクトならPJオーナーの役目で、組織ならマネージャー職の役目

  • とは言え、メンバーがやってはいけないのは、「状況変わって困っているのでどうするか決めて下さい」と投げること

  • QCDの変更を決定するのはその役目を持った人ですが、決定判断に必要な「情報」を整理して、どれを優先し・優先度を下げたものをどうするか「提案」するのは、メンバーの仕事です

  • つまり、論理思考やクリティカル・シンキングにより、課題形成するということ

  • 提案が難しくても、最低限は「情報」を整理(=いわゆる箇条書きでOK)したうえで、報告を行いましょう

  • 並行して、自分のQCDを「底上げ」するために何が必要かを考えて、知識・スキルアップを図りましょう


次回は、QCDの実践編として、「2割の時間で8割のたたき台をつくり、8割の時間で2割を仕上げる」をテーマに行います。

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