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withコロナ時代に思うこと

院長の尾林です。緊急事態宣言も明け、息苦しさしかなかった状況に、一縷の希望が出てきました。しかしながら、以前のように自由な活動が取れる状況には程遠いまま。そんな、まだまだ窮屈な現状における、私たちの向き合うべき心的姿勢について、私なりの雑感を綴らせていただきました。

かつて遭遇したことのない未曾有の状況に直面し、私たちの不安も、これまでないほどに増幅されています。様々な対処法や心の持ちように関する多くの見解が示されていますが、膝を打つまでに納得感の得られるものは少ないかもしれません。それは、それらの多くが、いわゆる対症療法に留まっているからに他なりません。

テレワークが進むことで何が変わるのか?
リアルな空間としての職場の持つ意味は?
仕事の時間と自分の時間をどう切り分けるべきか?

変化を求められていることは分かっている。旧態依然とはしていられない。だからこそどうすべきなのか。いま私たちに突きつけられているのは、目先のZoom会議をうまく乗り切ることでもなく、オフの時間を充実させる術に頭を悩ませることでもなく、睡眠時間の取り方に工夫を凝らすこともなさそうです。

冒頭にも書いた通り、私たちが直面しているこの時代は、小手先のテクニックで乗り切れるほど容易い状況ではなく、私たちの生きる姿勢、働く意味、大切な価値観など、根本的な何かが問われているように思われるのです。

しかし、「そんなことを急に言われても・・・」と、より不安を募らせる方もいるかもしれません。

でも、大丈夫。ここで申し上げたいのは、私たち一人一人の生き方を見つめ直す、またとないチャンスだと言うこと。惰性で過ごしてきた消費社会、仕事に終われるだけだった日々、いつも二の次になっていた家族との時間、これらの意味を、じっくりと考え直す絶好の機会だと捉えてほしいのです。

生活の主語を自分自身に取り戻す試み、人生という途方もない相対を引き寄せるタイミング、これまで考えもしなかったテーマが、グッと身近に手繰り寄せられている感覚。こんなにもダイナミックな時代に、なかなか遭遇できるものではありません。

その際に大事なのは、「一人で悩まないこと」、この一語に尽きます。
友人、知人、先輩、同僚、親、兄弟、先生、恩師・・・頼れる人たちの多さに、みなさん自身も、改めてきっと驚くはずです。

生きかた上手を目指す道程とは、決して孤独との戦いではありません。自分を、人生を見つめ直すプロセスには、他者が絶対的に必要かもしれないと、私個人は思います。自力から他力の時代へ。それで良いと、私は思います。

そんな他者の一人として、わたしたちVISION PARTNERを加えていただければと思います。「こんなこと、相談してもいいのかな?」ーそんな思いに、わたしたちは真面目に、親身に、話しやすい時間を共にすることをお約束いたします。


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