楽しい田舎生活を作るのは、楽じゃない。
こんにちは。 モーリーです。 この記事では、「楽しい田舎生活を作るのは、楽じゃない」について書いていこうと思います。興味がある人は最後まで読んでくれると嬉しいです。
ぼくは田舎で働く23歳ですが、「田舎生活を楽しむことって苦痛だなぁ……」とたまに思うときがあります。地元の大阪に帰りたくなるし、最先端が集まる場所に身を置き、刺激を得たいと思うようになる。
これまではその原因が「娯楽の選択肢が少ない」「交通機関が発達してなくて不便」とか、そのあたりにあると思ってたんですよ。そうそう、「虫と共存」も忘れてはいけませんね。言ってしまえば「田舎あるある」がすべての原因なのかなって。
でも最近、「もっと本質的な部分があるんじゃないか」と感じてきました。もちろん「娯楽の選択肢が少ない」「交通機関が発達してなくて不便」も田舎暮らしの苦痛な側面ですが、ぼくが苦痛だと感じているのはもっと違う部分にあるなと。
田舎暮らしが苦痛になる最大の原因は「人が少ないこと」にある。今日はそんなお話をしようと思います。
都会人のぼくが田舎に来る前のイメージ
都会で働くと、会社で残業が当たり前にあったりしてせかせかと過ごすことが日常的にあるのではじゃないでしょうか?ぼくも社会人になる前、田舎のイメージはこんなことを思っていました。そんな生活に疲れて、「時間に追われることのないスローライフを送ろう」と田舎に移住して働こうと思われる人も多いのではないかと思うんですよね。
朝のゴミ出しの曜日や満員電車のことなんか考えなくてもよいのだ。仕事の段取りやクレーム処理、会社のつきあいのことも考えなくてもよいのだ。
休日は、朝起きてまず朝日の光を浴び、近隣の山や海を眺めながら歯を磨き顔を洗う。ゆったりと時間が流れる中、おいしい無農薬の野菜や朝ご飯を食べる。野菜は自作のもの、魚は川で釣ってくる。
海では泳ぎを、山では登山を楽しみ、天候が悪ければ家で読書。職場の人も穏やかな人達で、無理な飲み会もなく、付き合いも程よい距離。
こんな生活になったらいいなぁとポジティブなイメージを抱いていたんだよなぁ……
田舎ライフの現実
ぼくが約2年送った田舎ライフの現実をお知らせいたしましょう。
車がないと本当に職場と家の往復になります。ぼくはずっと田舎にいるつもりはなかったので職場の上司に車を買えと何度も言われましたが、「車は買いません」と頑なに断ってきました。職場では送迎車を利用して通っていました。問題はプライベートで「どこか行きたい」と思った時です。
ぼくが住んでいた地域はコンビニでさえ、自転車で30分かかるようなど田舎でした。
そのため、買い物などの移動手段はバスを使っていました。でも使う場合も注意が必要で、田舎は1時間に1本しかバスがありません。なので、乗り過ごしてしまったら絶望的です。
何しろぼくが住んでいた地域は、1本乗り遅れたら1時間以上バスがなかったですしね……
電車は通っていなかったので、移動手段はバスだけでした。本当に不便でしたね。
それぐらい田舎で暮らすなら覚悟が必要です。
これも相当きつかったですが、何よりも苦痛だと思ったことが最先端の情報を得づらいことです。
都会に比べたら、当たり前ですが情報量は圧倒的に少なくデメリットを感じます。
田舎は人の数が少ないので、業界の流れや最先端の情報の鮮度が重要な情報が少しも入ってこないんですよ。
SNSやニュースなどから情報を得るみたいな。
まぁ、今は昔よりも情報は得やすい時代なので、一昔前よりも情報格差があるとは思いませんが、それでもやっぱり都会との差を感じてしまいますね。
このnoteを執筆していて、ネットが繋がりにくかったりすると、本当に悲しくなります。WiMAX圏外エリアだった時は驚きを超えて笑ってしまいましたね。
田舎とは、閉鎖的な雰囲気で修行の場
実際、田舎に2年程住んで感じましたが、田舎とは何もないのを許容して、閉鎖的な場、いわゆる修行の場であると感じましたね。
「田舎は何もないから、自分が何かできるんじゃないか」と思ったりしたのですが、「ぼく一人にできることがあるなら、田舎の若者が減少することはないよな」と気づきました。
「良い方向に変わらないかな」「少しでも変わってほしいな」と思っていますが、どうなんですかね。
でも田舎に来て良かったと思うこともある
大自然に触れ、自然からエネルギーをもらう。
都会には見られぬ大自然は確かに美しい。日本の四季豊かな景観は確かに美しい。朝のおいしい空気、山の霊気、夜になると空いっぱいに広がる星空。確かに美しい。
これは田舎に来て、自分の目で確認しないとわかりません。
大事なのは自分の気持ちに正直になること
自分の適正を知れたのは良かったですね。やっぱり、都会がいい、田舎がいいと周りの情報に惑わされるのではなく、実際に経験して、「自分はこうでありたいな」と自分の気持ちに素直になることだと思うんですよ。一度きりの人生、自分と向き合って素直に行きたいよね。田舎暮らしを経験して、田舎のいい部分と嫌な部分を見つけることができたと思う。そして、やっぱり自分は都会がいいなぁと思うようになったこと。間違いないことは、周りの情報に惑わされずに、自らが経験して、その中で自分の心に素直に従ったこと。
自分の気持ちに正直にになって、気持ちが楽になったなぁ。
ではでは。
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