あくぺこはなぜ花開いたのか。

連日のコラボ配信に二人きりでの食事。最近急激に関係値が縮まり、まさに「あてぃしのこと好きすぎ」状態のあくぺこ。

今もっとも熱い組み合わせがここまでの発展を見せたのはなぜか。その理由を考察していく。

①ストーリー

Vtuber同士が仲良くなり、それがいわゆるカップリングとして成立するためには、表に見える文脈が必要だというのが私の持論である。

この記事で以前取り扱ったので詳しくは述べないが、簡単に言えば、表立ったストーリーがあったほうがてえてえ的なエンタメに昇華しやすいということである。

この点に関しては、ぺこらだけでなく、あくあに関しても意識しているところなのではないかと思う。

彼女が仲良しを押し出せるほとんど唯一の存在がスタテンであり、それがゲーム大会の1チームとして生まれたものというのが一つの証左である。

といっても、彼女自身コラボ配信を進んでするようなタイプでなく、他ホロメンとの関係も薄めなため、そうなってしまったという方が正しいのかもしれない。

ともかく、あくぺこは色々な配信上での関わり合いが重なった結果、関係が深まったというのが視聴者目線でも分かりやすいというのが重要である。

これに関しては偶発的な面も多少はある。例えば岩おじ並走配信はOnly Up並走の流れを汲んだものだろうし、

マイクラハードコアでの運営の犬ムーブはあくあの落下死によって発生したものだ。ただもちろんこういった流れはお互いに好意的だからこそ起きたものだというのもまた事実である。

Among Usにて二人がインポスターになり、ダブルキルを見られて最速終了という珍場面が生まれたのも、偶然にして必然なのかもしれない。

決定打となったのはマイクラハードコア6日目でのネザライト掘りであろう。二人じゃれあいつつもネザーを探険し、最後にはぺこらがデレるシーンもあった。

「ぺこちゃんさぁ、もしかしてあたしと遊びたくて、誘った?」
「なわけ…あるじゃん!」


②二人の相性

私の考察としては、二人の相性はかなり良い。二人の関係性がエンタメになり、コラボ配信がとても面白い時点で答えが出ているようなものなのだが、その理由を考えてみる。

ぺこらのコラボ配信中の立ち回りは、簡単に言えば「その場対応」である。

まず大まかな流れを配信前に決めておき、あとはそこで起きる出来事や問題に逐次対応していく。

彼女は場の空気を明るく保ち、均衡を崩さないことが非常に得意なのだ。この辺りは少し前に記事でまとめたのでぜひ読んでみてほしい。

それに対して湊あくあは、自ら積極的に動き、ハプニングを起こす。そうでなくても、何かと空気を冷やすことを厭わない。

その典型的な例がマイクラハードコアでのぺこら冤罪事件。普通ハードコアで死亡ドッキリなんかやったらダメなところをあえてやるのが湊あくあだ。

つまりあくぺことは、配信を掻き回し盛り上げる湊あくあと、どう転んでも空気を壊さず対応できる兎田ぺこら、最強の矛と盾の組み合わせなのである。

湊あくあはぺこらとの食事の感想として、冗談に冗談で返してくれるから楽しいと言っていた。この発言に全てが詰まっているのではないかと思う。

ぺこらは以前から、プロレスしてくれる相手の方がやりやすいと言っていた。対応型ゆえ向こうから仕掛けてくる方が楽なのだ。

そしてあくあは言い返してくる相手を求めていた。あくあがチキンを冷やすのが好きなのは、ぺこらに対しての煽りは空気が冷えないことを知っているからだ。

以前書いた記事で、ホロメンを二つに分類してみようという試みを行った。

実はタイトルにもあるように湊あくあと兎田ぺこらを比較している、今回の考察のためにあるかのような記事になっている。

ここで私は湊あくあを自己表現型、兎田ぺこらを他者表現型の例にあげたのだが、ぺこらと相性のいいホロメンは自己表現型に多い。

PEBOTのトワとぼたん、同期のマリン、AZKi、そして後述する桃鈴ねねなどが該当する。

③配信者としての二人

まず大前提として、二人は同じホロライブに所属するメンバーであり、その中でもチャンネル登録者、そして同時接続数がかなり多い。

屈指の実力を持ったワールドストリーマーであり、またその配信頻度も不定期だったあくあのやる気に火が着いたことにより毎日配信と言っていいレベルになっている。

ソロ配信をしっかりやるタイプであり、お互いのコラボで配信枠が埋まってしまうような心配もない。

配信する時間帯やゲームの傾向が似通っており、苦手分野が少ない。あと声がかわいい

二人を配信者として大きく俯瞰して見てみても、ベストマッチであることがわかる。

実はあくぺこ並みにストーリーがあり、相性の良い組み合わせとして、ぺこねねがある。

マイクラハードコアで一番にやらか死、冤罪事件にも関わっていた。しかもそうして暴走できたのは以前あったぺこらへのお悩み相談の甲斐あってのことだという。

必要充分な文脈と場を引っ掻き回せるマインドを持ちながらぺこねねがメインストリームに躍り出ないのは、配信者としての違いがあるのだと思う。

ねねは配信者としてかなり後輩で、実力的にもぺこらとは差がある。朝や夕方配信が主で、雑談や歌が多い。

もっとも大きな壁は、ゲームセンスの差にあると思う。ぺこらは割とどんなゲームも器用にこなせるタイプで、実力で張り合える相手がかなり限られる。

どうしてもコラボ配信となるとゲームでの協力や対戦がメインになるため、腕前の差が致命的になってしまうのだ。

湊あくあはぺこらといい勝負、どころか上を行くことができる希少なコラボ相手なのである。

あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回あくぺこについて考察していくにあたり、これまで書いた記事を元に考えを整理していきました。

これまで自分がどんな風に思考してきたのか見返すいいキッカケにもなりましたし、何より好きなVtuberについて考えを巡らせるのは素直に楽しかったです。

Cuphead耐久も楽しみぺこな!!!

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