世の中には2種類のホロメンが居る!兎田ぺこらと湊あくあ、内気な二人の違いは?

ホロメンを分析するにあたってよくあるのが、性格による分類ですが、これには問題があります。

性格というのは私たちから見えない部分が多いので正確な分類が難しく、また仮に陰と陽で分けると兎田ぺこらと湊あくあが同じグループになってしまいます。

私は兎田ぺこらと湊あくあは活動内容も活動方針も大きく違うと思っているので、直感に反するところです。

以前こんな記事を書きました。世界を魅了するどころか休止に入ってしまった

ここでは紫咲シオンを感情先行型と分析し、湊あくあを似た活動者として挙げました。

これを上手く言語化すればホロメンを大きく二分することも可能なのではないかと考えた結果、思い付いたのが今回の分類方法です。

自己表現と他者表現

自己表現という言葉はよく聞きますよね。自身の内面を押し出す表現方法です。

それに対し他者表現というのはその反対で他者が持つ内面を表現します。おそらく一般的ではない造語のようなものですが、借りてきました。

ここでは自分のやりたいこと、見せたいものを表現するのが自己表現。運営が求めるもの、視聴者が見たいものを表現するのが他者表現と定義します。

今回するのはそのどちらの表現が優位かという分類方法です。

もちろん完全に分けられるものではありませんので私の主観になりますが、分けてみると面白いほどにそれぞれの特徴が出てきます。

分け方に異論がある場合はコメントで意見をくださると大変嬉しいです

自己表現型

0期:ときのそら、ロボ子さん、星街すいせい、AZKi
1期:夜空メル、アキ・ローゼンタール、赤井はあと、夏色まつり
2期:湊あくあ、紫咲シオン、百鬼あやめ、癒月ちょこ
ゲーマーズ:(該当者なし)
3期:不知火フレア、宝鐘マリン
4期:角巻わため、常闇トワ、姫森ルーナ
5期:桃鈴ねね、獅白ぼたん、尾丸ポルカ
holoX:ラプラス・ダークネス、鷹嶺ルイ、沙花叉クロエ

自己表現型の活動者としての特徴は、自分の好きなもの、表現したいものに重点が置かれていることです。

そのため満遍なく人気のゲームを遊ぶというよりは偏りがちであり、特定のゲームを極める人も多いです。(湊あくあ:APEX、星街すいせい:テトリス、アキロゼ:ARK)

それとは別に単にFPSをプレイし配信する人が多いです。

活動頻度は基本的にマイペースであり不定期。また、中の人的な活動をしている人も多いです。Vtuberにとって自己表現の究極形ですからね。

音楽活動においてはソロオリジナル曲を重視する傾向が強く、オリジナル曲のみのライブを行う人もいます。

また周年や誕生日配信において個性的な持ち込み企画を実現させる人が多いです。(麺屋ぼたん、らぷらすといっしょ)

大勢でのコラボや公式企画において進行の役割を担うことは少なく、場をかき乱し撮れ高を作り出すタイプです。

よく見られたいというよりもありのままの自分を受け入れられたいという思いが強く、負の部分をさらけ出すことができます。

その分傷つきやすく、メンタルに不調をきたして長期間お休みする人も多いです。

他者表現型

0期:さくらみこ
1期:白上フブキ
2期:大空スバル
ゲーマーズ:大神ミオ、戌神ころね、猫又おかゆ
3期:兎田ぺこら、白銀ノエル
4期:天音かなた
5期:雪花ラミィ
holoX:風真いろは、博衣こより

ここから先はさっきと基本的に逆のことを言うだけなのでさらっと読んでもらえれば大丈夫です。

他者表現型の活動者としての特徴は、視聴者、ファン、運営の需要に応えることに重点が置かれていることです。

そのため満遍なく人気のゲームを遊んだり、流行りの企画に乗ったりします。

活動頻度は定期的で毎日のように配信する人も多いです。

ライブではオリジナル曲よりも流行りの曲や知名度の高い曲を選ぶことが多いです。

大勢でのコラボや公式企画において進行の役割を担うことが多く、進行の妨げになることを嫌います。

自分をさらけ出すことが苦手で弱音を吐かず、メンタルが安定しているものの、

需要に応えようと配信をしすぎたり仕事を受けすぎたりして喉や体調を壊す人が多いです。

似た属性を持つ二人を比べてみる

湊あくあ(自己表現型)と兎田ぺこら(他者表現型)

活動者として大きく印象の異なるあくあとぺこらですが、実は共通点が多くあります。

まずはその人気の高さ。湊あくあは一時期のホロライブを人気箱へと押し上げた立役者であり、現在でもその人気は健在です。

兎田ぺこらは去年の女性配信者世界一であり、配信で毎日のように数万人を集めています。

それから内気であり大型コラボを苦手としていること。声が高くかわいいこと(異論は認めない)、その声のまま歌うこと。

湊あくあのゲームセンスについては言うまでもないですが、兎田ぺこらがOnly UPやRUST、Apexなどで発揮するポテンシャルも相当なものです。

このように共通項の多い二人の印象が全く違っているのは、やはり自己表現型か他者表現型かという違いが大きいのかなと思います。

内気であり大型コラボを苦手としているのはあくまで性格的な話であって、そこの表現の仕方が大きく違うのです。

まず湊あくあは自らのコミュ障、ぼっち属性を押し出します。

コミュ障を過剰に演じていたこともあるということを本人がシスターマリン配信で懺悔していました。(それに対しマリンはお前はコミュ障だよ!と突っ込んでいましたが)

そういった戦略を外に出してしまうところ含めて自己開示に対し積極的と捉えることができます。

ビジネスぼっちなどと揶揄されることもありますが、むしろ自らの弱点をキャラにすることで受け入れられたいという気持ちの表れだと私は思っています。

大型コラボにおいて大ボケをかまし時に空気を冷やしてしまうのも、空気が読めないという自分を出すことによってスベりを一種のキャラにしてしまおうということなんじゃないでしょうか。

それに対して兎田ぺこらは、自らをコミュ障ではないと称します。

ホロメン以外に友達がいないことなど特に嘘をついて繕うこともありませんが、それをキャラ付けとして利用しようという感じはありません。

そして大型コラボにおいては、進行の邪魔になったり自らのせいで空気が悪くなるのを嫌って、積極的に発言しません。

空気が読めない自分というふうに思われたくない、そういった負の側面を見せたくないというのがあるのではないでしょうか。

湊あくあと兎田ぺこらは同じ内向的な性格でありつつも、その表現の仕方が大きく違うわけです。

星街すいせい(自己表現型)と天音かなた(他者表現型)

歌唱力においてホロライブの双璧をなす2人ですが、やはり活動者としての印象は違います。

これも前述のような表現タイプの違いがあるからです。

まず星街すいせいはオリジナル曲が圧倒的に多いです。しかも自らの作詞したStellar Stellarを中心に、天球、彗星は夜を跨いで、ソワレなど、星街すいせい然とした曲がほとんどですし、

記念ライブでもオリジナル曲の割合がかなり多いです。

テトリスの実力が高く、パズルゲーム配信をちょくちょくやっています。好きなものをやり込む性格であることがわかります。

先日のマリカ大会では緊張している姿を手が震えているGIFで表現しているのが印象的でした。

天音かなたは歌のイメージがあるにも関わらず先日のライブで色々発表されるまでオリジナル曲が4曲だけで、

記念ライブではオリジナル曲ではなくコンセプトにあった曲、メジャーな曲を選曲し、完成度をあげることに注力しています。

配信では苦手なアクションゲームなどにも積極的にチャレンジし、需要に応えようという意志が感じられます。

自らを杞憂民と称し、男性との絡みなど、視聴者が見たくないものを見せないことに対してこだわりが強いです。

ということで活動者としての表現の仕方の違いが見られるわけですが、私はこの二人の歌い方にもそれが現れていると思っています。

言葉にすると星街すいせいは歌手でありアーティスト、天音かなたは歌い手でありボーカリストです。

これはどちらが上と言いたいわけではありません。簡単に言えば前者はオリジナリティ重視であり、後者は技術力重視であると言えます。

星街すいせいの歌い方は自分の型を持っており、そこに忠実です。声、自らの感情を素直に表現し伝えます。

彼女はどんな歌を歌っても星街すいせいであり、それが揺らぐことはありません。

一方で天音かなたの歌い方は幅が広く、どんな曲も歌いこなすことができます。

彼女はその技術力、広い音域を持って曲が持つコンセプトや内に秘められた思いを歌い伝えます。

星街すいせいは音楽によって歌という自己を表現し、天音かなたは音楽によって曲という他者を表現するのです。

歌手と歌い手というと歌手の方がプロっぽく感じてしまいますが、歌い手の究極系はAdoなので、今やどちらが上というのは無いと思っています。

ソロアルバムも発表された天音かなたの今後の音楽活動に注目ですね。

まとめ

自己表現と他者表現、どちらが優位かということでホロメンを分類してみようという試みでした。私としては結構的を射ているんじゃないかと思っています。

ただ分け方に関してはホロメン全員の配信をチェック出来ているわけではないので自信がありません。

もっと自信がなかったReGLOSSに関しては諦めました。

繰り返しになりますがコメントにて賛否どちらでも意見を下さると幸いです。ReGLOSS分かり手の方は特にお願いします。

長い記事になりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。




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