見出し画像

花束みたいな恋をした、観てきました。

■はじめに。

こんにちは!今日も、東京はどんよりとして、雨が降ったりやんだりしています。
メンタル弱めの人間なので、どうも、寒くて雨……というのは、元気が出ません。

昨日もそんな感じだったと記憶してるのですが、(最近、記事を書く上で昼夜逆転生活なので昼間の、特に午前中の状況がわかりません)。モヤモヤした気分を晴らすべく、気になっていた映画「花束みたいな恋をした」を、観に行きました。
やたらと、TLに感想が流れてくるんですよ。要するに、自分と似た感性のフォロワさんが、何人も見ている作品。きっと、わたしにも響くだろう!と。


■結果、とても響きました。夢追い人には、ぜひ見てほしい作品。

ストーリーは、2020年から始まり、2015年に遡ります。
お互い大学生だった男女が、当時の、希望に満ちた、甘酸っぱい恋に溺れていられた幸せな数年間を振り返る……という内容でした。
男女ともに就活よりも夢を追いたいタイプで、そこはわたし自身とかなり重なり、感情移入しました。

が、今現在の大学生が見ても、コロナ禍で状況が一変しているので、イライラしそうだな、とも感じました。感情移入は難しいかも?と。
でも!ぜひ、平和だったあの頃を知ってほしい思いもあるので、お勧めしますよ。
サブカルの要素が強いので(展覧会とかお笑いライブとか。今は自由に行けませんもんね……)そう思うのかもしれませんが、単に恋愛面だけで見れば、共感できるかもしれません。

一番響くのは、登場人物と同年代の20代後半の方でしょうか。
きっと、一般的な恋愛経験のある人なら、見ていて泣いてしまうくらい、感情移入できます。そのくらい、菅田将暉さんと有村架純さんの演技が自然で、素晴らしいんです!


■二人の出会いから交際に至るまで、一緒に過ごした数年間が、丁寧に描かれていました。

ネタバレをどう避ければいいのか?難しいので内容には切り込めないのですが、わたしはラスト10分くらいの二人が話し合うシーンで号泣しました。
有村さんの演技が上手すぎて、ブワッとこっちまでもらい泣き。

ああ、わたしの20代も、色々あったなあ……。夫とは親友夫婦という形で上手くいったけれど、過去には、お互い好きだけど環境がそれを許さずに、別れを選択したこともあったな、などと。

そう思うと、大学生の年齢の時期って、人生のゴールデンタイムだったなあと、改めて感じました。「人生の夏休み」なんて表現もありますよね。


まあ、わたしはその頃に大病を患い、人生の華やかな時期に強制入院・手術・再発・再々発に怯える・精神を病む……と、散々な日々でしたが。。(自分語り・不幸自慢、すみません!)

何度も死を考えたけれど、当時の恋人や友人、家族のおかげで生き延び、その後夫と出会い、世界二周や南極大陸上陸の夢も叶え、サブカル・フリーランスの仕事ではテレビ出演も果たし、今は楽しくやれています。
(たぶん。でも未だにあの頃の経験は壮絶で、常に希死念慮は持っています)。

映画でも、わたし派の人も出てきました。夢や、理想があるけれど、どうしようもない現実がそれを阻み、犯罪に走る人……それ以上の結末になってしまった人……。
ああ、まさに、人生だなーと、考えさせられるんですよね。


■おわりに。コロナ禍の今、見る価値のある作品です。

現在のわたしは、夫とはrelationship anarchyの関係でして、家庭を壊さない・倫理的に大きく道を外れない行為ならば、婚外で自由に過ごすことをお互に許しています。

なので、わたしには今親しい友人がいますが、その人との今後とか、いつか来る終わりを考えてしまって、切なくなりました。
映画に出てくる台詞で「すべての始まりは、終わりの始まり」とありましたが、まさにそれ!です。
この世に、変わらないものは無い。常に変動していて、時間は有限であり、絶対に戻りません。
時には、自分の意思や行動、努力ではどうしようもない、不条理も起こります。
そして、人はいつか死にます。

なので、コロナ禍で政府やメディアが人々の自由を奪おうと躍起になっていますが、どうか皆さん、自分の脳味噌をフル回転させて、自分が今どうするべきなのか?考えてほしいと思いました。


あと、個人的なことを言うと、映画のように「現実を見ろ!」という価値観も大切ですが、わたしのように大病に罹り一度死んだ人生ならば、
「現実なんて知らん、マジョリティの意見なんて聞かん。
やりたいようにやる!やれるだけやる、努力する。ダメならもう一度、死ぬだけだ!!」
と、夢を追い続ける人生も、悪くないよ?って思いました。

命を賭してでも、やりたい事がある。意外とそれって、幸せなことかもしれません。

いつも、読んでくださっている方、ありがとうございます!
本当に良い作品だったので、上映されているうちにぜひ。



まだまだ物書きとして未熟者ですが、サポートいただけたらとても嬉しく、励みになります。