昼間っからなんでこんなもの片手に歩かねばならないのだ

最近、出先で飲み物を買う時はコンビニを利用することが多く、自動販売機で買うことがめっきり減った。
先日、炎天下を歩いていたらさすがに喉がカラカラに渇き、コンビニを探したが見当たらず、先に見えた自販機で買うことにした。

うーん、どれにしよかな。
こんな時いっつも水しか買わへんし、たまにはちゃうのもえぇな。
最近炭酸ハヤってるらしいし、今日はシュワッといってみよか。
お、これ「増量中」やて、今めっちゃ喉渇いてるし、これにしよ。
すぐ電車乗らなアカンし、歩きながら半分くらい飲んどいて、残りは電車降りてから飲んだらちょうどえぇんちゃう？

と文字にしたらやたら長いが、3秒ほどで考えがまとまって、お金を入れる、ボタンを押す、商品が出てくる…

うぇーい、ペットボトルちごて缶やーん！

開けたら最後、飲みきらねばの缶、しかも増量中で500ml。
泣く泣く、歩きながら流し込む…ウップ…
かわいげのない銀色の缶はどうみてもチューハイのロング缶。
昼間っからなんでこんなもの片手に歩かねばならないのだ。

自販機にやられたこの時ばかりは、ふだん味気ないコンビニが、支払い前にまず商品を手に取れるというだけで超暖かい店に思えた。

よく確認せず買った自分がいちばん悪いのは、この際、棚に上げておく。

（2018/6/14記）