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きめ細かなサービスで巻き返してほしい

電車の車内放送には、自動放送と人による肉声での放送とがある。
それぞれ一長一短あるが、残念ながら自動放送のほうが好きだ。

肉声放送にはもちろん温もりがあって、聞くとホッとするし、乗換の案内にしても、その電車に応じて時間の案内までしてくれる。
しかしそれはきちんとした内容なればこそ。

最近は本当に鉄道のプロ? と疑わしき車掌が平気で誤った放送をする。
電車が遅れた際のお詫びも敬語がめちゃくちゃで、よけい顰蹙を買う。
さらに声が小さすぎて、何を言っているのか聞こえなかったりもする。

その点、自動放送なら聞き取りやすさ抜群の音声で案内してくれる。
乗換の案内には弱いし、温もりもない冷たい音声ではあるが、それでもまったく聞こえないよりはよっぽど役に立つ。
内容を正確に伝えてこそ初めて車内放送として成立するのだ。

囲碁もついにAIに屈する時代となり、この先も勝てないだろう。
が、車内放送はまだまだ人間が活躍できる場だ。
機械にはマネできないきめ細かなサービスで巻き返してほしい。

(2016/3/18記)

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