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世の中さらに加速して、最近はマウスイヤー

晩婚化も手伝ってか、親と子の年齢差は開く一方だ。
第一子出生時の親の平均年齢は、もう何年も前に30歳を超えた。

かたや技術革新のスピードはますます加速の一途を辿り、とくにIT分野の変化の速さはドッグイヤーとさえ表現される。
これはイヌの1年がヒトの7年に相当することから来ている言葉で、まさにITの変革はこのイヌのペースと同じで、従来1年かかっていた技術の進歩が今や2ヶ月で可能、という意味だ。

ということは、親子間にある30年は親の感覚ではぴったり30年でも、子の世代では親換算で210年分の進化が遂げられるということ?

そんなにも古い親が、子に何をどのように教育できるというのだろう。
親を教育することからまず必要に思えるが、それはいったい誰が教える?

世の中さらに加速して、最近はマウスイヤーなる言葉もあるらしく、ネズミの1年=ヒトの18年、つまり30年=540年…
親子間の時間の隔たりは途方もないことになっている。

そんな言葉も知らず古い世界で呑気に暮らしてきたが、最新の世界と自分のこのズレがつまり、ドッグ? マウス?
いやー、もはや浦島イヤーだ。

(2019/12/19記)

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