恵比寿さまのようにでーんと構えて

先月の収入が初めてサラリーマン時代のそれを超えた。
ことあるごとに忙しい忙しいと騒ぎ立てていただけのことはある。

サラリーマンとして最後の給料は、世間の相場からいって悪くはなかった。
裕福な暮らしが送れるほどではないが、当座困ることのない額面。

その額を、超した。
単純に嬉しい。

もう他人のMVV（ミッション・ビジョン・バリュー）につきあうだけの人生は送らないと心に決めて挑んだフリーランス元年。
自分の力量をお金に換算して販売することに慣れない元サラリーマンは、やはり最初迷走した。
自分を正当に売り込むことができないから、これくらいかな…で引き受けた仕事を後で時間給に換算したら、え、100円にも満たないやん、はザラ。
やれどもやれども月3万円程度にしかならない。

でも昨年いっぱいは、単価はその程度でいいと割り切って、とにかく引き受けたものはクライアントの期待の200％の成果を目指した。
呈示された納期の半分で納品したり、取り決めたクオリティのはるか上をいったりして、クライアントに息を呑んでいただく作戦だ。
10時間がんばって、たとえ1000円しかもらえなくても。

（中略）（中略）（中略）…

で、サラリーマン時代を超した。
自分のMVVでの稼ぎが、他人のMVVにつきあって得た金額を超したのだ。
やっぱり嬉しい。
うん、間違っていない、この方向で。

いつゼロになるか分からないのもフリーランスの醍醐味だけど。
一喜一憂せず、商売繁盛・恵比寿さまのようにでーんと構えておこう。

＊

noteでいただいたスキが累計12万になったと通知が届いた。

サラリー超えをみなさんに祝福いただいているかのようなタイミング。
とても嬉しいし、本当にありがたいこと。

みなさん、いつもありがとうございます。

（2024/4/3記）