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虚無僧の誕生

みなさんこんにちは!

虚無僧について学ぼうシリーズ2日目です、三日坊主にならぬように頑張りますね。(心の中で応援してもらえるとありがたいです!)

虚無僧は日本では『ああ、あの頭になんか被った時代劇に出てくる謎の悪役の人たちでしょ』的な反応ですが

海外の人も、まあほとんどの人は知らないと思いますが、忍者と同じような扱いでミステリアスで素敵な存在として感じてもらえるようです。

そんな我々日本人にとっても謎な虚無僧。

虚無僧の起源について書かれた書物として代表的なものに『虚鐸伝記国字解』という書物があります。

漢文で書かれています。

もちろん僕は読んだことありません!ごめんなさい。


元々漢文で書かれていた「虚鐸伝記」という書物を邦文に直したもので

1779年に山本守秀さんといういう方が編集して1795年に京都の升屋庄兵衛という書店から出版されたそうです。

16年の歳月!ずいぶん時間がかかっていますし、「升屋庄兵衛」という書店も「マツモトキヨシ」的なネーミングで気になるところ満載です。

でも今みたいに、Googleもなければひとつひとつ調べられた山本守秀さん凄い!と思います。

そして虚無僧にとってのキーパーソン「普化禅師」や「法燈国師」についての解説までつけ加えてくださっているそうです。

また「普化禅師」や「法燈国師」については一緒に学びましょう。

僕もざっとしか知りません。ごめんなさいね。


原文の「虚鐸伝記」は遁翁(とんのう)という禅僧によって書かれているそうです。

遁翁(とんのう)誰なんでしょう?どんな方なのかなー

またこんな一文が付け加えられているそうです。

「ここに楠正勝の事をくわしく記せる書は、江州志賀郡山上村という所よりいでたり。山上村は虚風の住居のあたりになればにや」


「虚風」とはどうやら楠木正勝の尺八の師匠となった人物だそうです。

「虚風」とか名前カッコいいです!cool!

「楠木正勝」さんも南北朝時代の武将であの楠木正成(くすのきまさしげ)さんの孫にあたるというのでこれまた凄い人物ですね。

この「楠木正勝」さんは尺八を吹きながら諸国を回遊していたそうで

伝承では「楠木正勝」さんが虚無僧の祖となっているそうです!

な、な、なんと!(つづく)


法竹(地無し尺八)2尺9寸で真蹟(SHINSEKI)という古典本曲を吹いています。良かったら聴いてみてくださいね。

最後まで読んでいただいでありがとうございます。

※資料は秋田文化出版の『虚無僧の謎 吹禅の心』岡田冨士男先生の本を参考にさせて頂きました。

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