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聖徳太子と役行者も尺八を吹いていた?!

みなさん、こんにちは!地無し尺八演奏家の青山です。

尺八が日本で初めて吹かれた日は702年!という記事を先日書きましたが実はそれより前に聖徳太子や役行者も尺八を吹いていた!という説もあるそうですよ。

昨日に引き続き葛山幻海先生の著書「まるごと尺八の本」より勉強させていただいております。

聖徳太子は山岸凉子先生の漫画「日出処の天子」でおなじみですね。おなじみでない方は是非読んでみてください。聖徳太子の異能者、霊能者としてのパワーや天才ならではの苦悩や活躍が描かれていいて、ホント最高に面白いですから!

僕は一人暮らしをしていた頃、行きつけのコインランドリーになぜか「日出処の天子」が置いてあって、洗濯をしながら数日かけて読破しました。

実際の聖徳太子はどんな人だったんでしょうね。好きですよ、聖徳太子。また1万円札になって欲しい!

法隆寺をたてた聖徳太子は(574年から622年)この世にいましたね。なのでもし聖徳太子が尺八を吹いていたのであれば、702年よりもずっと前に尺八は日本で吹かれていたことになります。

聖徳太子が馬上で笛あるいは尺八を吹いていると、亀の瀬というところで山ノ神が現れて舞を舞ったそうです。

この頃は古代中国は「隋」なので、遣隋使などが持ち帰り「今、隋で流行ってる笛だよー」っていう感じで日本で吹かれていた可能性もアリですよね。

もう一つ、「役行者」が吹いていたという説です。役行者=役小角ですが、ご存知の通り「修験道」の開祖ですね。これまた飛鳥時代の凄い呪術者!

前鬼、後鬼という二人の鬼を従えて、修行のために大峰山の山道で尺八(あるいは笛)を吹いていると山ノ神が現れて舞を舞ったそうです。

山ノ神は笛が好きなんですね!今度高尾山で吹いてみよう。

役行者は(634年から701年)にこの世に遊びにきていたので、やはり702年よりちょい前に笛あるいは尺八が吹かれていた可能性もありますね。

この、(笛あるいは尺八)というところが面白いですが、竹の縦笛のようなものだったんですかね。

古代の笛の音に思いをはせて想像してみると楽しいですね。イメージが膨らみました。

これらの伝説は、雅楽曲の「蘇莫者」(そまくしゃ)という演目の伝説に由来しているそうです。

「蘇莫者」(そまくしゃ)というのは死者が蘇るという追慕の意味があるそうです。

YouTubeに蘇莫者ありました。ありがたいですね。貼って起きます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。


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