無本番・練習日記2021年7月26日~8月1日

2021年7月26日(月)
ジェミニアーニ:ヴァイオリン教本 The Art of Playing on the Violin
音階(C-dur , a-moll)
クロイツェル:42の練習曲
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
 ジェミニアーニはバロックヴィオラで12・13・18・19番。12番はゆっくり、のち速さを吊り上げて練習。最終的にPrestissimoがどのくらいの速度を表すのかは定かではないが、メトロノーム的速度はともかく、スピード感は表記のものを目指す。13・18・19番は装飾音の練習と思われる。印刷の譜面であれば音符で書いてあるであろう装飾も全て記号で記されているらしい、小さい音符に頭が次第に混乱してきた。L.モーツァルトの本に目を通していれば、少しは練習がスムーズだっただろうか。
 モダンヴィオラは音階、クロイツェルの20番・34番、バッハの無伴奏組曲4番のSarabandeとGigue。何を弾くにしても、看過してしまいがちな「ちょっとしたこと」を逃さないように楽器を弾くと、脇腹辺りの筋肉が敏感に働いているのが感じ取れる。バッハのSarabandeは重音の時の指の具合を鏡で確認、Gigueはボウイングも考えながら。

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2021年7月27日(火)
音階(C-dur , a-moll)
ヴュー:音程のための10の練習曲
 モダンヴィオラだけの音出し。集中力が散漫だった割に、ヴューの練習曲を弾きたくなったのは我がことながら解せぬ。いつも前から順番に弾いていくのを、この日は一番後ろの10番を選んでいた。前回弾いた時腑に落ちない部分を残したままだったのが心残りだったと見える。完璧な演奏を目指すのではなく、「ちょっとしたこと=些細な異変」を見逃さない、すぐに対応するための弾き方を心掛けると、テンポは自然とゆっくりになった。今更ながら、ゆっくりと練習することの意味を初めて知った気がする。
 ゆっくり練習するのは、些細な異変に気付くための訓練だ。

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2021年7月28日(水)
他用のため練習お休み。

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2021年7月29日(木)
ジェミニアーニ:ヴァイオリン教本 The Art of Playing on the Violin
音階(C-dur , a-moll)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
 2日触っていなかったバロックヴィオラの蓋をまず開ける。今日はモダンより多く時間を設けることにした。
ジェミニアーニの教本は8・9・12・13・18・19番。そういえば15~17番のページをまだ印刷していなかったらしい。内容を確認して、良さそうだったら印刷することにしよう。18番と19番は装飾音の入れ方の種類の多さに頭が混乱。今までのしっぺ返しとも言える。過去に購入した資料の再読はもちろんのこと、今日注文した書籍も届いたらちゃんと読もう。勉強のし直しだ。
モダンヴィオラは音階の後、スコルダトゥーラで久し振りに弾きたくなったので、バッハの無伴奏チェロ組曲5番。今日はPreludeのみ。身体はすっかり忘れてしまっていた。A線を一音下げてGで調弦、それだけで不意打ちのように予想外の音を連発し、その度にビックリしている。新しい楽譜に触れる機会の減ってしまった今となっては、この位の刺激は必要なのかもしれない。Prelude前半と少し弾いたところで時間切れを迎える。

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2021年7月30日(金)
J.ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 第3番
 個人練習はお休みするも、趣味と実益を兼ねて知り合いに頼み、ハイドンの二重奏を一緒に合わせてもらう。ヴァイオリンパートは譜読みで弾いたので、今回はヴィオラパートを担当。結果、ハイドンのすごさを再確認することに。
 どこを弾いているかわからなくなりそうなくらい単純なヴィオラの音形が入ることによって、何とヴァイオリンパートの活きること。そして演奏を聴いていただけでは知り得なかった、ヴィオラパートの繊細さ。演奏者の音符に対する扱い方が如実に表れてしまうのではなかろうか。
 ヴァイオリンとヴィオラの二重奏といえばモーツァルトが定番だけれど、こちらは技術的なハードルはさほど高くなく、しかし楽しさは失わず、気軽にアンサンブルを楽しむのに良さそうな印象。ただ酒粕を入れたクリームシチューのように「子供にはまだ教えたくない。大人だけの楽しみ」としておきたい気持ちがムクムクと頭をもたげる。
 今まで交響曲とオラトリオの印象が強かったハイドンの新たな一面を見た気がした。

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2021年7月31日(土)
他用のため練習お休み

2021年8月1日(日)
練習日記書けず。


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