線状降水帯のメカニズム〜大雨は人知を超えた世界から来るのだろうか〜
こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。
大雨すごいですね。
線状降水帯があちこちで発生しているようですが、昔は、こういう言葉を聞かなかった気がします。
少し調べてみました。
線状降水帯とは、気象学的には厳密な定義が存在せず、2000年頃に日本で作られた新しい用語とのことです。
気象庁の用語集では、下記のように定義していました。
この言葉が注目を浴びたのは、2014年の広島県集中豪雨からだそうです。
線状降水帯は、日本の南方に行くほど発生しやすく、3時間積算降水量80mm以上の領域が線状(長軸・短軸比が2.5以上)で、5時間以上ほぼ同じ位置に停滞している等の一定の条件があると起きるようです。
下の図はバックビルディングと呼ばれる線状降水帯が発生するメカニズムです。
台風は、発生するとわかるので被害に備えられますが、線状降水帯の発生予測も以前より精度が上がって来ているそうです。
とは言っても、5時間以上の豪雨に降られたら、もしかしたら台風よりも大変かもしれません。
意外と台風は、数時間で抜けて行ったりしますし、台風の目に入ってしまえば全然影響もないでしょう。
自分が子供の頃は、こんなおかしな豪雨はなかった気がします。
大雨といえば台風で、こんなバケツの水をひっくり返したような雨ではなかったと思います。
大気中の空気の流れが変わって来ているのかもしれないですね。
昨年の猛暑や7月、8月の大雨は偏西風の大きな蛇行によってもたらされたと言われています。
チェコの気象学者J・ブッカという方は「太陽活動が低下すると偏西風が蛇行する」という論文を1998年に発表しているそうです。
人知を超えたレベルでの影響が異常気象をもたらしているとしても、集中豪雨は多くの人々に被害をもたらしてしまうので、なんとか対策を考えていかなければなりません。
最近は、以前より電車も計画的に運休したりしているようなので、自然と共に生きる共存の道を選んで行くのが、今のところ最善の策かもしれませんね。
大雨になると分かっていたら、外に出ない、早めに帰宅するなど、社会全体みんなで協力していく体制がより一層整うと良いなぁと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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