成長と進化の違い〜言葉の意味を見直してみると〜

こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。

よく成長したい！って言う人いますよね。
でも、いい大人なのに成長するって言うのは、何だか違和感を感じていました。

わたしも言うことありますが、では、そもそも成長って何を指しているのだろうと思い、調べてみました。

せい‐ちょう〔‐チヤウ〕【成長】 の解説

［名］(スル)１ 人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。「子供が―する」「ひなが―する」「経験が人を―させる」
２ 物事の規模が大きくなること。拡大。「事業が―する」「経済の高度―」

goo辞書より

主な意味は、大きくなること、大人になることのようですね。

そう考えると、今までが出来なかったことが出来るようになるというのは、成長という意味合いと少し違う感じがします。

子供の場合は、大人に向かっていろいろ出来るようになるのは成長と呼べますが、大人の場合は、成長というより能力向上の方がしっくりきます。

大人が成長したいです！という言葉を言うのを聞いた時に感じていた違和感は、どこか精神的な幼さというか、子供のポジションから言っている感じがして、変な感じがしたのだと気づきました。

もちろん、大人になっても精神的な成長、意識の拡大は終わりがないので、精神は成長し続けると思います。

器が大きくなり、人としての深みが増すのは、精神的に成長したと言えます。

似たような言葉で「進化」がありますが、「成長」との違いは何なのか、こちらも調べてみました。

「成長」が単に大きくなることを指すのに対し、「進化」は新たな技術の獲得や新しい分野への進出など能力そのものの変化、革新を伴います。また、「成長」が連続的で緩やかなものである場合に多く使われる一方で、「進化」は不連続で飛躍的であるニュアンスが強くなります。
『ポケットモンスター』の「進化」がわかりやすいかもしれません。
「進化」は姿が変わる大きな変化です。それに対して、「成長」は単なる能力値やステータスの上昇です。

コトバの意味辞典より

こうやって２つの言葉を見比べてみると、明確に定義が違うのに驚きました。
何気なく進化成長したいと言ってきましたが、進化の方がスゴそうですね。

子供のうちは「成長」で良いですが、大人になったら「進化」の方がニュアンス的に、合う感じがします。

子供は連続的に緩やかに大きくなっていきます。カラダもココロも。

でも、大人になってしまうと、連続的に緩やかに大きくなるには、常に何かし続ける必要があって、何かしたからと言って必ずしも成長は約束されていません。

だから、大人の場合は、成長ではなく進化なのかなと思いました。
技術革新も能力向上も、ある程度のところまでいくと急激に伸びたり変化したりしますしね。

どれくらいやり続けたら変わるのか目に見えて数値化出来たら楽ですが、何も約束のない分からない中を手探りで進むのは、なかなかシンドイです。

ですが、目に見えて分からない中を進んでいける精神力は、大人だからこそ出来るワザなのかもしれません。

必ず信じて進めば道は開ける。
やり方さえ間違いなければ、不連続でも飛躍的に変わる。

大人になったら、成長ではなく、進化を目指したいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。