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映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』 常連俳優たちが語る、タランティーノ作品の魅力と秘話。

8月11日から公開の映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』を試写で見ました!

サミュエル・L・ジャクソンさん、マイケル・マドセンさん、ティム・ロスさん、クリストフ・ヴァルツさんなど常連俳優たちが、タランティーノ監督との映画製作のエピソードを語るドキュメンタリーです。

『レザボア・ドッグス』屈指の名シーン、ミスター・ブロンドの耳削ぎダンスの誕生秘話や、キャリアが低迷していたロバート・フォスターさんが『ジャッキー・ブラウン』オファーの際にタランティーノ監督から言われた熱い言葉など、面白エピソードがとにかく詰まってます!


レンタルビデオショップの店員から、『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』で一気に映画界の頂点へ駆け上がったタランティーノ監督。貧乏時代の友人や、作品を手掛けるプロデューサー、映画評論家などの証言も交えながら、タランティーノ作品の魅力がわかりやすく説明されていて、タランティーノ沼への入門編としても、ぴったりな映画です。

また、性暴力事件で告発されたハーヴェイ・ワインスタインとの関係にも踏み込んで触れられていて、『キル・ビル』撮影中に起きたユマ・サーマンさんの事故をワインスタイン側が隠蔽しようとした顛末も語られています。

このドキュメンタリー映画にタランティーノ監督のインタビューはありませんが、逆に本人ではなく常連俳優さんたちが語ることで、すごく立体的にタランティーノ作品の魅力が語られていると思いました。

タランティーノ監督にまつわるエピソードを話すみなさんが、とくかく楽しそうで、長い時間をかけて培った強い絆を感じました。

特にティム・ロスさんは、タランティーノ監督から電話がある度に「新作映画の出演依頼かな?」と、どきどきしながら電話に出ていると話していて、まるで恋する乙女のようで可愛らしかったです。

映画『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』は、8月11日より全国ロードショー!見終わったあと、必ずタランティーノ作品を見返したくなりますよ!


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