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ほんのひととき
2021年2月5日 06:00
工場地帯の入り口にある、昭和の香りを今もとどめる終着駅は、日本の産業を下支えしてきた京浜工業地帯に勤める人たちの玄関としての役割を今も果たしています。そんな駅のそばにある、スタンドの酒場には、ちょっぴりラフで、ほんのりあったかい空気が流れていました。〔連載:終着駅に行ってきました〕文=服部夏生 写真=三原久明 小島新田駅に降り立った我々を出迎えたものは、風の音だった。 夕暮れ時。ミハラさ