ジャンピング土下座のお手本

連続児童殺傷事件の犯人瑛太とジャーナリスト崩れの生田斗真の人類補完計画。

登場人物が豪華俳優陣。
原作は読んでないが、詰め込み過ぎてる感が否めない。

佐藤浩市のターンだけでもかなり濃い内容。
これだけで一本撮れる。
瑛太&斗真ターンとは、直接関係がないので外してもよいと思わせるのだが、そこは佐藤浩市。

息子が交通事故起こして他人様を殺めてしまったことで、ジャンピング土下座人生を強いられているのだが、所詮「北の国から」の五郎的謝罪に過ぎず、誠実さが伝わらない。

カボチャを持ってきてないから伝わらないんじゃないの

案の定、被害者遺族に煙たがられ、親戚からも「頭を下げることに慣れ過ぎてるんだ！」と言われる始末。
土下座しながらの遺族行脚は、家族を巻き込んだ自己憐憫旅行。
単に怒りを発散しているだけで、全く共感できない。

何かムカつく佐藤浩市。
ムカつかせるほど演技が素晴らしい。

瑛太が哀れなAV女優の夏帆を助けるべく、チンピラが引くほどのキチガイ行動をとったシーンが印象的。

素敵なカラオケからの

「死ぬとこ見ててよー！」と自分の頭を石で殴打。
渾身の一撃は、この映画のピーク。

いくよー

おりゃー

★★★☆☆