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自分で生きていくための、旅の始まり

それは突然やってくる。

ワーキングホリデーのビザが切れる直前に”今しかない”そう思って、1年も暮らす予定というのに、何の準備もしないまま、カバンにほんの少しの着替えと、たったの30万しか持たずにオーストラリアへ渡りました。
(今から23年前。この時は携帯もない時代で、頼れるものは、地球の歩き方の本しかなかった)


当時の私は、ワーホリのビザは取ったものの、行く勇気が出ないまま、そして仕事も辞められないまま、時だけが過ぎていきました。
ビザの有効期限は1年。
残り3ヶ月以内に渡らなければ、このビザは無効になる..
(ワーホリのビザは人生で一度しか取れない)


彼氏とも別れたし!
一度きりの自分の人生だし、行こう!
石橋を叩き続ける性格だが、決めると早い。
後先考えずに進むタイプ。

こうして、自分で生きるための旅が始まりました。


が...
宿も決めていなければ、英語も話せない。おまけに、海外旅行は数回目。しかも、一人海外は初めて。
そんな状況なので、すぐに路頭に迷う。(どうしていいか分からず、空港で探したホテルに引きこもっていた)



が...
運だけは強い。ここに居ても意味がない。
まずは学校に行こうと探した語学学校で、家がないと言うと、親切な台湾人がシェアルームしてくれたり、お金がないのでバイト先を探すと、英語も喋れないのに親切なマレーシア人が雇ってくれたり..

気がつけば、あっという間に、半年くらいメルボルンに住み着いて、バイトと学校、そしてたまにホームパーティーしたりと充実したワーホリ生活を送っていました。



きっかけは人それぞれ。
でも、後悔する前に行くべき、やるべき。
自分が決めて動いたことには、人生に必要な出会いや経験が待っている。


私にとって今までの人生とは全く異なる道。
それが、生きるための旅の始まりでした。


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