優良なベトナムのお菓子市場を解説
はじめに
ベトナムでは「外国のお菓子=いいもの」というイメージが存在する。そのため、外国製菓企業は絶好のチャンスといえよう。また、経済発展から多少高いお菓子やニッチなお菓子の需要が拡大してきている。今回はベトナムの製菓事情について簡単に解説していく。
市場
まず、ベトナムの製菓市場の規模は2021年から2025年までの間に消費量が4.2%ずつ増加するといわれている。区分で見ると、ボックスチョコレートは2013~2018年の間に6.7%増加した。加えて、ガム製品は年間で136億円の市場であり、もっとも消費額が高い。
日本のお菓子
ベトナムでは外国のお菓子が人気であるが、中でも日本と韓国からが多い。日本のお菓子はポッキーや明治のチョコ、亀田製菓のICHIなどが人気である。
トレンド
デロイト社によると、ベトナム人がお菓子を買うときに考えることの念頭に「健康」ということがあげられることが分かった。これは近年のベトナムでの健康志向が起因していると思われる。具体的には、内容量を抑えたパッケージサイズや無糖低糖、ダイエット菓子や妊婦用などのニッチなお菓子などである。
購入場所
経済発展による所得倍増から、ベトナムではライフスタイルが変化している。都市ではコンビニが人気であり、速さと便利さの2つを兼ね備えている。さらに、ECの発展によって供給が活発になってきている。
ベトナム製製菓にも
これまでベトナム製はあまりよく思われていない風潮があったが、デロイト社の2020年の調査によると国内産の需要が増えてきていることが分かった。これにはベトナム企業が投資を増やして品質を上げたことが理由とされている。
今後の課題
ベトナムの製菓市場は「輸送問題」や「偽物問題」などいくつも課題を抱えている。これを解決することで今後の需要を伸ばせるかもしれない。
まとめ
今回はベトナム製菓市場について簡単に解説した。多々問題はあるものの、ベトナム製菓市場は優良な市場だと考えている。今後の発展にも注目である。
詳しくは以下の記事を参考にしていただきたい。
ベトナム製菓市場の考察:消費市場の有望性と成長予測 | VietBiz(ベトビズ)