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#創作大賞2023
ブラウン管の向こう側/歴史コラム「佐竹氏」
わたしの出身地の山の中に、かつて炭鉱で栄えたが石炭を掘り尽くしてしまい丸々廃墟となった街がある。商店、学校、団地、病院、そして墓地──テレビの心霊番組華やかりし頃、そこも最恐の心霊スポットとして紹介された。当時高校生。しょっちゅうバイクで通りかかるその場所にどんな悪霊、死霊がいるのか!リポーターは有名女性霊能者の方と大槻ケンヂ氏。大ファンだったわたしは、ブラウン管に釘付けとなった。
リポートはロ
それはロボットではない
「今日R階のワイヤーメッシュが7t車で搬入なんですけど鉄筋屋さん他現場がヤバくて来れなくなったんで、とんかつさん揚げてもらってもいいですか…?」
とんかつ、揚げる──小麦粉玉子に、パン粉をまぶして──ではない。
ワイヤーメッシュとは鉄の棒を100mm間隔で縦横に溶接した1畳(1820x910mm)の物体で、それをクレーン車を使って屋上にカラッと揚げてくれませんか?という某ゼネコンさんからのご依頼
ザ・マッチング 怪力の人間と待ち合わせする男
さて昨今マッチングアプリが隆盛、ここでつい「iスタービーチ」や「エキサイトフレンズ」など昔話をしてしまいがちですが、わたしは「初めてPHSを手にした1996年、まず自分の電話番号に似てる電話番号に適当に電話してみた」話をしようとしています。こんばんは!インターネットでも書いてはいけない話を書くのはやめましょう!ギャアアアーッギャアアアー(インターネットでは言えない話、を話し合う会の開催が待ち望ま
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