クマンバチのメスに気を付けて
こんにちは。木村です。
酷暑の中みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私はお休みの日はじぃっと家の中に籠り、日暮れとともに活動開始する、という毎日を送っております。
7月を振り返れば、もうひたすらに暑さにうだっていたことしか記憶にありません。8月はもう少し夏らしいことをして楽しみたいです。
今回は、そんな7月の、とある猛暑の日のロケ撮影の模様をお送りします。ちなみに私木村がIphoneで撮ったオフショットと、西川の作品はごちゃ混ぜになっております。一目瞭然だとは思いますが、一応注意書きを。
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7月も半ば、そうあの、日本中の天気予報が真っ赤になっていたあの頃、愛知牧場のひまわり畑へ出張撮影に行ってきました。
今回の主役は9歳の誕生日のお嬢さん。こちらのご家族はViaVitaのオープン当初から何度かご利用いただいていて、今回で4回目の撮影になります。
牧場のオープン前、だいたい9時頃に到着したのですが、
すでに、もう、太陽光線がじりじり。
車から出た瞬間、ぶあっと熱気と湿気に包まれ、外はスチームオーブンのようでした。
「なんだこれは。やばくないか。写真撮れるんかな。」
この、酷熱の地で、子供たちが無事生き生きと楽しめるのかどうか。それだけが心配でなりませんでした。
すると
「おーーーーーーーーーーい!!!!!」
麦わら帽子を被ったかわいいかわいい二人組が、叫びながら駆け寄ってきます。
「こんちは!!!!」顔なじみの西川に二人が飛びつきます。
おお元気そうだ良かった、そして可愛い、、とニヤニヤしていると、
私の方に、ぶんと振り向いて
「誰?名前は?」と聞いてきます。
「木村です、よろしくね。」
「木村さん、こんにちは!!!」
懐っこい&可愛い&お行儀がよろしく、私の母性はきゅーーんと刺激されました。
さぁ、撮影スタートです。
空の青、ひまわりの黄色、緑が爽やか!
な写真ですが、写真右端に羽の生えた小さな黒い点が見えますでしょうか。実はその日、蜂が大量発生しておりまして、びくびくしながら撮影しておりました。
「うわわわわ。」と、年甲斐もなく騒ぐ私たちの横で、お姉ちゃんは冷静に蜂たちを観察しています。
「これはクマンバチ。メスしか刺さないよ。オスだったら大丈夫。」
聞くと昆虫が大好きなようで、怖がるどころかむしろ淡々と蜂の解説をしてくれます。
「へー!じゃあメスには近づいたらいけないね。オスとメスはどうやって見分けるの?」
「しらん。」
「……。」
ちなみに帰ってから調べたところ、顔で見分けがつくらしいです。メスの方が目が小さいらしい。怖くてそんな近寄れないけど。いやでも、本当に羽音がすごくて怖かったです。
弟くんは早くもバテ気味です。
もう疲れた~と西川に抱きついています。
「西川さん、だいじょうぶー??」
汗だくだくファンデどろどろで頑張る西川を心配してくれるのは、優しいお姉ちゃん。
ミニ扇風機で風を送ってくれています。おかげで熱中症にならずに帰還できました。
夏のひまわり畑は、とっても綺麗なんですが、木陰が一つもない危険なエリアでもあります。
20分も撮影すれば、お子様達もだんだんぐったりしてきました。自然と口数も減ってきます。ひまわりの迷路から脱出し、木陰へいったん避難。
お父さんもお母さんも、全員でへろへろでした。
やっぱり暑さで動けない弟くん。甘えんぼです。
この後、カルピスと緑茶で水分補給したら元気になって、ちょっと走ってくれました。
バッタに夢中なお姉ちゃん。
私、このお姉ちゃんの2枚の写真がすごく好きなんですが、前髪から滴る汗が儚くて美しくて。前髪の濡れた感じ、ちょっと見えずらいんですが、見えますかね?
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帰りにはブルーハワイのかき氷を食べながら写真選び。
私たちは、マイナス5℃の三ツ矢サイダーの差し入れを頂きました。ごちそうさまでした。今はそんな自販機があるのですね!
ー5℃のキンキンに冷えたサイダーがのどを通り、胃の中へ。生き返った気分です。体の内側から火照りがおさまっていきました。超おすすめです。
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そんなこんなな撮影でしたが、きらりと光る汗も含め、美しい写真がたくさん撮れました。
誕生日写真は未来への最高のプレゼントですね。10年後に今日の写真を見返す時、思春期の二人は何を話すのか、想像してしまいます。とにかく暑かったのだけ覚えてるわ~、とかでしょうか。
この写真を二人で見て、この記録的に暑かった日のことを、笑いながら思い出してくれたら嬉しいです。
「じゃあ、、名古屋に帰るか。」
アラサー女の私たちは、強い幸せのエネルギーに触れ、銭湯帰りの湯上りのように、しばしぼーっとしてしまいました。幸せの湯にどっぷり浸ったような。いやもしかしたら、熱中症気味だったのか。
まぁでも、いつまでもポーっとはしていられないので、帰りに東桜のタイ料理屋さんでカオマンガイを食べて、気合を入れなおしてスタジオに帰ったのでした。
キラキラ楽しい撮影ありがとうございました。
おわり
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