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徒然なるままに、あれから 1年 ~COBOL SEの憂鬱~

去年の今頃、退職前の有給消化開始。
長い一年だった。

11月半ば、縁あって現職場に入るまでの間の4か月、
主に転職活動にエネルギーを割かれて、
思ったように勉強がはかどらなかった。

通勤に身体が耐えられなくなると困るので、
朝夕、近所の大きな公園を散歩した。
空の青と草木の緑、鳥のさえずりを感じながら歩いた。
アレを 1年続けたら、むしろ社会復帰が難しかったかもしれない。
note によく写真を投稿したのもこの散歩のときのものだ。

転職活動ははかどらなかった。
SEとしてのそこそこのキャリアと技術は持っているものの、
PM(プロジェクトマネジメント)経験不足と、
今どきのニーズに合わない技術(主にCOBOL, ホストコンピュータ)、
育成には遅すぎる50歳という年齢。

でも問題はそれ以上に、というかそこに加えて

「残業や宿泊が必要な出張がほぼ無理」

という条件設定だったろう。
しかし、そもそも創業メンバーとして長く勤めた会社の退職理由が「会社的に長時間又は継続的な残業や出張が避けられない状況になってきたから」なので、そこは譲れなかった。

共稼ぎで子どもを育てて十数年。
実家の協力もありつつ、もちろん残業・出張しながらもやっていくことはできたろうけど、そうではない方針を夫婦で選んだ。それが我が家のやり方だったし、当時の仕事の状況なども総合的に考えて、自分もそれで構わないと思った。今もその決断に後悔はない。

そんなこんなで秋も深まった頃、突然現職場に就職した。
いわゆる SES というやつなのか、派遣なのか実は自分の立場がイマイチよく分かっていない。とあるベンチャー企業に契約社員として入社して、地元企業にSEとして派遣されて働いている。給料はかなり安いがほとんど残業もなくまあ満足している。

現職場でも結構いろいろあった。特に3月までの間。それでもなんとか乗り越えて半年以上勤務している。まあまあいい感じでやれていると思う。自社にも勤務先にも、もちろん言いたいことはあるが、やっぱり感謝している。

契約社員の派遣SEという身分は不安定だ。現プロジェクトが終了後、行く先(プロジェクト)がなければ自社の契約も終了となり、再び無職となる。

家の近所で、パソコンのできる事務員を募集しているようだ。残業も無いらしい。給料はさらに下がるが、正社員ならそれもありかなとも思う。ただ雇われない可能性も大だが。

今の職場で自分は必要とされている、と思う。突然自分が居なくなれば結構困るに違いない。自分もSEとしての地力をそこそこ発揮できているんじゃないだろうか。でもこの状態はいつまで続くのだろう。今後の展開もちゃんと考えなければ。

そんなことを考えている、7月の終わり。
明日も元気に過ごせますように。

追伸

前職の退職前で数年の間に、たまたま覚えた今どきのSE的基本スキルが現在とても役にたっている。あれを社内に導入してくれた友人に感謝!

  • SQL

    • そこまで複雑なものではないけれど、ちょっとしたサブクエリを使用したSELECT句なら書けるし、SQL Developer や SQLServer、A5:SQL MK2 などのツールで、クエリを作成して簡単なデータ操作はやっていたこと。考えてみれば一応これでデータ移行業務もしてたもんな。UPDATE文やINSERT文は検索しないと書けないけどね!

  • 正規表現

    • O'REILLY 本も結構真面目に読んだ(前半)おかげで、資料作成やデータ加工などあらゆるところで役に立っている。

  • タスク管理とビジネスチャット

    • Redmine を使用していた時期があるので、Backlog を突然渡されてもなんとなく使えている。

    • Slack や RocketChat を使用していたので、Teams やその他Chat を突然渡されてもなんとなく使えている。

  • その他

    • 直接は関係ないけれど、本を読む習慣。もともと読書は好きだったけれど、数年前に上記のあれこれが一気に入ってきて知識不足を痛感した。おかげで技術書やプロジェクト管理関係の本などをたくさん読んだ。それ以来通勤時に本を読むことが増えた。もっとも正規表現以外は実践できる場がなくて身についていないけれど。。。


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