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5月21日 アウェイ FC琉球戦 VF甲府 選手採点

非常に悔しい記憶が残る昨年の琉球戦。
あの悔しさを晴らすためにも、是が非でも勝ちたいこの1戦。
現在は下位に沈んでいるとはいえ、ここ2試合は上り調子の琉球。
苦戦が予想されるゲームの入りは、琉球ペースから始まりました。


リラ 5.5
ハイボールはほとんど競り勝っていた印象。
下りてきて受けてサイドに展開するなど、いつものタスクをこなしていた。
ゴール前でのあと一歩の精度が足りずに決定的な仕事を果たせなかった。

長谷川 6
アウトサイドのキックが冴えていて、スルーパスやクロスでいくつもの精確なキーパスを送っていた。
左サイドで小林岩魚とパスを交換し、陣地を進みながら岩魚のクロスを引き出す工夫をしていた。

鳥海 6
1分に抜け出したシーンは本当に惜しかった。
ディフェンダーの進行方向の前にドリブルするか、そのまま前進してフリーで打つか、少し迷ったかもしれない。
前半は須貝と石川と連携して右サイドを攻略したが、特徴が生きるシーンが少なかった。
ライン間で受けさせて、チャレンジングなターンを試みても面白かったかもしれない。
46分に4人に密に囲まれながら山田につなげたシーンは必見。

関口 5
ロングボールを上手く落として須貝へつなげたり、股抜きのパスを鳥海へつなげたりと、テクニックが光るシーンもあった。
しかしフリーで蹴ったクロスが大きくズレたり、らしくないシーンもいくつかあった。
特に8分に右サイドで受けた関口が、逆足に持ち替えてクロスしてキックミスした場面が気にかかる。
長谷川からシンプルに持ち替えずに「上げろ!」のジェスチャーをもらっている。普段ならツータッチでクロスか、縦に突破を狙うような場面だっただけに、違和感があった。
また、60分に右サイドでタッチライン際に張った位置で受けるもロストしている。最近このロストの形が多いように思える。
ラインを背にして張った位置で受けると、ボールを扱う利き足とボールが敵の近くになるし、背後がタッチラインなので、逃げれるスペースは左半分しかない。
この状況でボールを前に運ぶには、アウトサイドキックで相手の股を抜くか、シャドーかボランチが横にタイミングよくサポートに来なければならない。
しかしボランチにマークが間に合った場合には、パスを出しても引っ掛かってしまう。
こうした窮屈そうなシーンがこのところ多い気がするので、もう1メートルから2メートルほど中に絞ったポジションで、ダブルタッチで前方にパスを出せる位のスペースをライン際に残して立ってみてはどうでしょうか。

石川 5.5
いつも通り豊富な運動量と予測で中盤のブロックを支えたが、前線に差し込むパスや、ゴール前で決定的な場面を迎えるには至らなかった。
山田と共に、いつもよりポジションを深目にセットしているように感じた。
55分に、おそらく攻め上がろうとした石川に浦上から「俊樹!俊樹待って!」 と声がかかっているので、リトリートに備える意識がチーム全体として強かったのかもしれない。

山田 6
いつもより少し深い位置でのセットに見えた。
サイドや前線に効果的にパスを差し込み、前線まで顔を出して左サイドの連携を担ったが、全体的に普段よりも重い印象を受けた。
そんな中でも、84分に被カウンターになりかけたところを早々に潰してくれたのは素晴らしかった。

小林岩魚 6.5
長い距離を正確に射貫くパスを長谷川やリラや三平に供給し続けた。
ワンタッチでマークを外して持ち上がる得意のプレーも効果的だった。
見せ場のフリーキックは十分な雰囲気を纏っていた。
87分のトランジションも素早く、集中した89分を過ごした。

野澤陸 5.5
39分や72分など、守備の対応で危なっかしいシーンもあるが、正確なキックが冴えたゲーム。
特に25分のワンタッチでリラへズバッと付けたフィードは惚れ惚れするほど。
パスカットされることもあったが、長谷川や鳥海など足元の技術が有る選手にドンドン蹴り込んでいってもらいたい。

浦上 5
53分にゴール前で相手にプレゼントパスを送り、70分の失点シーンではマークを振り切られて決められてしまった。
失点はコーナーキックからの二次攻撃であるため、ほとんどの選手がボックス内に残っており、二度目のクロスも競り合いで弾き返す構えだった。
そこに高精度のクロスが合ってしまっての失点なので、相手を褒める形だと思う。
しかし浦上は視角的に相手の21番が飛び込んでくるのが察知できる上、河田からも「中!」とコーチングされているため、できれば少しでも相手よりも前に体を入れておきたかった。

須貝 6.5
苦しい時間になるほど活動量を増やしてチームを助けてくれた。
61分にゴール前でフリーキックを獲得してくれたのも、再三ゴール前まで走り込んでくれたお陰。
89分、90分と左サイド深いところでクロスを上げ、90分の松本のヘディング弾をアシスト。
戦術須貝だった後半戦でした。

河田 5
失点シーンにフォーカスしてしまうが、クロスを上げた時に河田が目測を見誤って、2歩飛び出してしまったように見える。
大外に相手の背の高い選手がいたので、ファーサイドにハイボールと読んだのかもしれないが、ニアサイドへ落ちてくるボールを蹴られた。
仮に河田が動かずに構えていたら、ヘディングシュートの速度とコース、距離を鑑みるに、河田なら止めていたのではないか、という期待を持ってしまう。
残念ですが、相手のキックと、少し離れた位置から飛び込んできた21番の選手が絶妙に上手すぎました。
次の徳島戦では、岩魚のキックでヘディング弾を期待しましょう!

荒木 5.5
無難に試合に入り、裏を狙う浮き球のパスなど試みたが、決定的な違いを作るには至らなかった。

三平 6.5
投入直後にビッグチャンス。
頭で飛び込みたかったが、右足ボレーを選択。非常に惜しかった。
これ以外にも繰り返しゴール前に侵入し、裏を狙い続けた。
相手のディフェンダーを深い位置につなぎ止め、終盤の甲府の猛攻の口火を切った。
シュートや味方へ落とすプレーが効果的だった。
87分のシーンは、PK なのかどうかわかりません。
誰か教えて下さい。

パライバ 5.5
単身でドリブル突破を図るなど、チームに勢いをもたらせようとした。
87分の松本からのクロスを、スルーしてゴール前センターに居る三平に任せたのはフォア・ザ・チームの素晴らしい心意気。
途中出場のフォワードにとって、シュートチャンスはご馳走だが、シュート角度が豊富で、よりゴールの可能性が高い三平に譲ったのは素晴らしい。
ナイスプレー。

松本凪生 6.5
三平と共に途中出場でチームに勢いをもたらした。
87分のクロスは、中を確認してパライバ、三平が同一ライン上なので早いライナーを選択したクレバーなプレー。
94分の試合終了間際に、中盤でハイボールを競った際に鼻を強打。
痛そうだが、状況を考えてすぐに立ち上がってプレー。
素晴らしい。
そしてチームを救うロスタイムの同点弾。
本日の主役!ありがとう!

大和優槻 5
クローザーとして89分に登場して、直ぐに危険なロストがあった。
試合に慣れろというのはまだまだ酷だが、良い反省材料にしてほしい。
頑張れ!ユヅキ!



総評

うーん。
試合開始から2分で石川にイエローが出たのは「?」でした。
確かに交錯してますし、足も顔の近くに届いているので危険といえば危険ですが。。
こんなに早く“基準”ができてしまうと、もしかしたらこのゲーム荒れてしまうのかな、、なんて考えながら見ていました。
結果的には、「?」な判定をお互いに乗り越え、無事試合は終わりました。
金井が試合後メッチャ切れてましたけどね (;^_^A
あまりジャッジの事を言うのは良くないので程々にしますが、どうもアウェイ琉球戦はジャッジに「?」が2年続いてしまい、モヤモヤがまた残ってしまいましたね。
まぁ、来年の楽しみが増えたとポジティブに考えていきましょうか!(笑)

さて、次節はダニエル・ポヤトス監督率いる徳島です。
シーズン通しての失点数は、なんと驚異の10失点。
圧倒的な守備の堅さです。
堅牢な徳島の守備を打ち破れたら、攻撃陣の自信になるでしょう。
個人的にはセットプレーからパライバのヘディング弾を期待しています。
勿論、小瀬に参戦予定です。
困難な相手だからこそ、是非とも勝って勢いをつけて欲しいと思います。

頑張れ!

甲府!


次こそ勝つよ~~!!


最後まで読んでいただきありがとうございました。
少し文章を短くしてみました。
今後ももう少し短くしていこうと思います。
もし宜しかったらスキをいただけると嬉しいです。

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