見出し画像

みなさん、こんにちは。LiD責任者の杉谷です。
5月9日より、LiDの第2期が活動開始しました。このコロナ禍の中で開催するかどうか非常に悩みましたが、こんな時だからこそ大学生に成長できる環境を届けたいと考え、完全オンラインでの開催を決めました。

今回オンラインで開催するということで、オリエンテーションではオンライン開催だからこそのルールを参加者と一緒に考えたので、今回はこちらを紹介していこうと思います。

1)コミュニケーションは意図的に多く!
テレワークされている方は実感されているかと思いますが、オンライン上では顔は見えているとはいえ、目の前で対面しているのとは伝わってくる、読み取れる情報量が全く異なります。
ましてや、今回はオンライン上で初めましてとなる参加者も多く、今まで一緒にリアルで会っていてパーソナリティがある程度わかっているという状況よりもさらにゼロベースのスタートとなっています。
そこで、今回は雑談を含め、とにかくメッセージのやり取りや会話量を多くしようということになりました。
LiDではSlackを利用しているのですが、グループごとに「頭の中」というプロジェクトとは直接的に関係なくても、考えていること、思ったこと、やってみたこと等を共有するチャンネルを設定し、そこでどんどんコミュニケーションを取っていくことにしました。

早速このルールを決めてから、最近面白かったYoutubeの動画や記事を共有したり、Stay Homeでチャレンジしていること(アフリカ布のピアス作成や興味をもった記事の感想書き等)が毎日やり取りされている状況で、心理的距離は少しずつ近付いているように感じられます。

2)必ずリアクション、そして大きくこまめに!
オンラインでプレゼンをしたり、講義をしていると反応がわからなくて不安になることが多いと思います。おそらく、真剣に聞いてくれているのだろうけど、真剣な顔でじっと見つめられていると怖い、、、なんてことも。他にもSlack等で投稿しても、見てるのか見てないのかわからない、どう思われているのかわからないなんてこともあると思います。
これが続くと発信したり、自分が話すことに抵抗感が生まれて、コミュニケーション量も段々と下がっていってしまうという結果になりかねません。
そのため、今回はリアクションを必ず、そして大きくこまめにということを決めました。Slackの投稿には必ずスタンプをつける、オンライン会議や講義ではうなずきを大きくしたり、チャットに感じたことをこまめにどんどん書いていくということが具体的なアクションです。

実際にオリエンテーション後の講義ではリアクションが意識的にされていたり、Slack上でもスタンプを活用しながらコミュニケーションが取られていたりと、話しやすい環境、発信しやすい環境が出来ている印象です。今後もこれが継続できるように、かつ楽しんで出来るような仕掛けが出来ればと思います。

3)講義の時間は最低限に!
オンラインでの作業が多くなって実感することではありますが、オンライン上で人の話を聞くのは集中できても1時間、、、というのが正直なところではないでしょうか。
また、オンラインだからこそコミットメントが義務化されているような印象にもなり、精神衛生的にもあまりよくないというのが最近、個人的にも強く感じていることです。
そこで、今回は講義形式のものはなるべく本質的なコアの内容に絞り込み、オンライン上で話を聞くという時間を必要最低限にしています。発展的な学習や実践、グループワーク等はオンラインでつないでいる時間に含めず、参加者の都合の良いとき、グループで集まれるときに任せて進めていくことにしました。
逆にFB等の対面でないと効果が薄いものに関してはその分時間をかけて、丁寧にやっていくことで参加者の学びが最大化できるように工夫しています。


今回、オンライン開催に向けて、様々なやり方やルールを検討してきましたが、今までリアルでやっていたものをそのままオンラインにするだけでは参加者の体験価値が下がってしまうということに非常に気を付けてきました。大学や高校等でもオンライン授業が始まっていますが、リアルをオンラインにするだけでなく、オンライン化で目減りしてしまう価値をどのように補填するのか、そしてオンラインだからこその価値をどう出せるのかの検討が進むと、より面白い教育コンテンツが出来ると感じています。
LiDの中でも、このオンライン化へのチャレンジをどんどんと繰り返していきますので、少しでも参考になればと思います。

今後ともLiD第2期の活動と参加者を応援していただければと思います!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?