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アナタハ、NHKをシンジマスカ?

はじめに

NHKが伝えることに日々不信感がつのる。もし、情報源がNHKしかないとしたら、私も疑うことを知らなかったかもしれない。良くも悪くもTwitterから多くの情報が得られる今、最近の出来事だけでも備忘として記録しておく。

新型コロナ・重症化の4つのサイン

〈監修:東京医科歯科大学医学部付属病院〉とあるが、これは自民党の石原伸晃議員が無症状にも関わらずPCR検査を受け、自宅で入院待ちの庶民を何千、何万と飛び越して入院した病院である。

自民党の元幹事長・石原伸晃氏が1月31日、入院先の東京医科歯科大附属病院から退院した。21日夕方、感染者との濃厚接触の疑いでPCR検査を受け、翌22日に「陽性」判明、その日のうちに入院をしていた。発熱や咳などの症状はなかった。「心臓に既往症があるため」入院していたという。~『FRIDAY』デジタル2021年2月2日より引用

また、このNHKニュースが配信された同日、自民党本部全職員はPCR検査を受けることができるという衝撃のニュースも発表されている。

またもや相次ぐ「上級国民」批判
 自民党は29日、党本部に勤務する全職員約200人を対象にPCR検査を実施することを決めた。これが報道されると、ツイッターには「自分たちだけ積極的なPCR検査」「体調不良でもなかなか検査してもらえない一般市民は頭にくる」「国民には自粛を求めて自分らは銀座で遅くまで会食、陽性者が一人出たら全員検査。身内大事にするのも大概にしろ!」などの批判が数多く投稿された。~『毎日新聞』デジタル2021年1月30日より引用

良心的な実名医療従事者から匿名一般人に至るまで、このイラストに対してのツッコミは同じだった。政府初期対応「37.5度以上発熱から4日自宅待機せよ」と同様、”自宅で死ね”を真に受けるわけにはいかない。腹が立つので、トップ画像にこのイラストを引用させてもらった(著作権上問題があるならすぐ変えます)。

「こうなって電話するのは保健所ではない、救急車を呼べ!」

新型コロナウイルスへの対応で厚生労働省が二月に公表した相談・受診の目安は、原案にあった「(重い症状は)四日を待たずに相談すべき」との文言が作成過程で削除された。目安は「三七・五度以上の発熱が四日以上続く方」などとなり、「必要な検査や診察を受けにくい」と問題視された。厚労省は取材に、重い症状でも四日以上待たなければならないという「誤解」を招いたと認める。~『東京新聞』デジタル2020年6月14日より引用

新型コロナ自宅療養用・パルスオキシメーター

私がパルスオキシメーターを用意しようと気づいたのもTwitter情報のおかげだった。2021年1月某日家電量販店に行くと「昨日完売しました。入荷は未定です。」とのこと。ネット通販は苦手なのだが、それでも色やデザインを選ばなければ、それなりのものを購入することができた。ネット環境にいない実家の母によれば「何ヶ月も前から、パルスオキシメーターのことテレビで勧めてたよ」とのこと。今日現在ネット検索をしても2020年4月の記事を見つけることができた。それが必要とわかっておきながら、なぜ増産体制がとられなかったのだろう?マスクが手に入らなかった去年のデジャブか。

買いたいけど、今は…「もし自宅療養中に急変してしまったら。それが不安でパルスオキシメーターを2つ買ってしまいました本当に必要な人へ 個人の購入控えて」~『NHKニュース』2021年2月12日より引用

生活保護は「本当に困っている人」が受けるものというのと同様のロジックにより利用を躊躇させる言い回しが気にかかる。Twitter上匿名アカウントの鋭い指摘によれば「不安だから」というのはPCR検査抑制論のロジックと。買おうと思えば買えますけれど、布マスク2枚よりこっちを配ってほしかった。それにしても思うのは…。

「欲しがりません、勝つまでは」???

こちらCNN、2021年2月11日。自宅療養を余儀なくされ、自宅で亡くなる人のことが書かれている。海外メディアも、日本の「自宅放置」を心配しているというのに。

福島・宮城地震震度6強

13日23時頃地震発生、14日2時の首相の言葉「すべて正常だ」の根拠とは。

国民は愚かであって本当のことを言えばパニックを起こすとでも?隠されるほうが怖い。メルトダウン、アンダーコントロール…嘘の数々。国連が見合わせを要請するも、許容線量を引き上げて福島への帰還強行したことも私たちは忘れてはいない。

朝のNHKニュースでも繰り返し「安全上の問題なし」とでた。公式NHKのアカウント最新記事は【午前4時現在】とあるが、内容は更新されて【午後2時】のことまで言及されている。

前述のパルスオキシメーターの購買抑制ツイートは幾度も登場するが、原発に関するツイートの回数は極力最小限に抑えたいのかと邪推していまう。以下の記事が伝えた内容を抜粋してみると…?

福島第一原発
いずれも地震の揺れで水が外に出たとみられ、漏れた量は、▽5号機で600ミリリットル、▽6号機で1600ミリリットル、▽共用プールで600ミリリットルでした。(中略)原子力規制庁によりますと、いずれも少量で放射線量も低いことから安全上の問題はないということです。
福島第二原発
震度6弱の揺れを観測した福島県楢葉町などにある、廃炉準備中の東京電力福島第二原発の1号機でも、地震の揺れで、▽使用済み核燃料プールからおよそ160ミリリットルの水があふれたほか、▽1号機の別のプールからも1400ミリリットルの水があふれているのが見つかりました。(中略)原子力規制庁によりますと、いずれも量は少なく放射線量も低いため、安全上の問題はないということです。
(中略)東京電力では14日午後2時までにパトロールを終え、現時点で他に目立った異常は認められなかったということです。

反原発活動を続けておられる、おしどりマコさんが東電などの詳細な情報を逐一発信されていた。こちらのツイートにイイネをたくさん押したい。

おわりに・故人 半藤一利氏の言葉

情報の海に溺れると取捨選択に困るし、ストレスや疲労のもとにもなる。しかし、生死にかかわる情報がこんなにフワフワしていると疑ってかかるしかあるまい。すべては東京五輪のためか?いったい何処に向かうのか。

先日ご逝去された半藤一利氏著『そして、メディアは日本を戦争に導いた』冒頭を引用する。(※正直に言うと、まだ私が冒頭しか読めていない)

1.国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である。2.災害の危機において日本人は抽象的な観念論を好む。それを警戒せよ。すなわちリアリズムに徹せよ。3.日本型タコツボ社会におけるエリート小集団主義の弊害を常に心せよ。4.国際的常識の欠如にたえず気を配るべし。5.すぐに成果を求める短兵急な発想をやめよ。ロングレンジのものの味方を心がけよ。


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