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911とサーキュラーエコノミー

今日は9月11日ですね。
あれからもう20年。

あの日私はドイツの片田舎であの事件を知りました。
ドイツのTVから流れる衝撃的なシーンをただただ茫然と画面を見つめるばかりでした。

それから10年後、今度は私自身が福島の片田舎で東日本大震災と原発事故という未曾有の災害と事故に遭遇し、避難移住することになりました。

これらの事件事故・災害にはひとつの共通点があります。
それは大量のがれきが発生することです。

そのがれきの問題は多岐に渡りますが、大きな問題としては、がれきの処理とその際に発生するアスベスト(石綿)ではないでしょうか。

(阪神大震災によるがれき処理作業ではアスベスト問題が取り上げられましたね)

ゴミ処理は環境問題のひとつです。
そうしたことからもゴミを増やさないことは大事ですね。

少しでもゴミを増やさないためにも、本当に必要なものを大事に使うことは大切ですね。

壊れたら修理をし、時にはアップデートし、最後まで使い切れば資源の無駄にもなりません。

ちなみに、そうしたことは、江戸時代に行われていたことをご存知でしょうか?

江戸時代のモノづくりにおいては、「生産ロスが出ず修理しやすい設計」にしていたそうです。

例えば着物は、再利用しやすいような縫製を施し、着られなくなったら、布団カバーや前掛け、おむつ、雑巾と再利用し、最終的には燃やして灰にして洗剤や肥料として用いていました。

それはまた人にも言えることですね。

壊れたらまた新しいモノを買えばよいという考え、また、変わりは他にもいるという考え方からの脱却。

最強チームをつくる方法」でも語られていましたが、人を大切にすることこそが最強チームにも繋がるという研究結果があるそうです。

わざわざエコなモノを新しく作るよりも、まずは今ある資源(モノ・人)を有効活用すること。

戦争は資源の奪い合いが原因となることが少なくありません。

そうしたことからも、消費された資源をリサイクル・再利用することなく直線的に廃棄してしまうリニア・エコノミーから、廃棄物をも資源として捉える、サーキュラー・エコノミーへの考え方こそ、私たちはもとより、次世代の人々、さらには地球環境と平和にとってもよりより方法ではないかと感じます。


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