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サラマンカ大の学部の授業

全然授業とか勉強について記録してこなかったからちょっと記録しておく~

私は教育学部に所属しているんですけど、履修科目の半分以上が教育学部の授業になるようにすれば他学部の授業も取れます。
授業の内容とか評価基準とかは2021-2022年度の話なのでサラマンカ大学に留学する人は(見てる人にいるのかな)ぜひ自分でシラバスを見てくださいネ。

履修登録について

サラマンカ大学は学生も多いので各自が所属する学部の秘書課で履修登録をします。学部が違えば履修登録の方法も違うのであんまり参考にならないかもしれないけど一応記録、、、。

  1. 履修する授業を決める。
    授業のシラバスと各学部の時間割をみながら履修する授業を決めます。
    個人的に注意したほうがいいな~と思う点は
    ・どの学年の授業か
    ・評価基準
    の二つ。そもそも専攻してない学部の授業を受けるわけなので、二年生とか三年生の授業をとるとかなり大変なことになる。それから評価基準は、完全にテストで成績がつけられるのか出席等も成績に含まれるのか。正直テストはネイティブと同じように点数が取れると思わないほうがいい。取れるのが理想なのは前提として、難しい。だから出席とか提出物とかも成績に入る授業のほうが単位が取りやすいしテストだけの授業は普通に死ぬ(実体験)。

  2. 大学の秘書課に連絡する。
    とりあえずどうしたらいいですか~ってメールしたら必要書類を送ってきてくれる。教育学部はコーディネーターという役割の人がオリエンテーションをしてくれたけど適当すぎた。留学生が少ない上にほとんどが欧州のerasmusという制度をつかった留学なので交換留学生の履修登録については一言も触れられないままで。
    ※後期は履修の変更だけなのでここは飛ばして大丈夫。

  3. 履修したい授業を書類にして大学(日本で在籍している大学)に送る。
    これは他学部に通う友人はしていないので教育学部だけかもしれない。日本の大学に送って、留学担当の先生にサインをしてもらう。私の場合は留学担当の先生というのがいまいちわからなかったので留学を取り扱っている大学の部署に送って、そこから先生に繋いでもらった。これは決まった書式がないのでワードで授業名・授業コード・教授の名前等を含めたリストを適当に。後期は登録解消したい授業と新たに追加したい授業の二つのリストを作りました。

  4. 書類を秘書課とコーディネーターに送る。
    2.で秘書課からもらった書類は秘書課に、日本の先生にサインしてもらった履修希望科目のリスト(後期は解消&追加のリスト)をコーディネーターにメールで送る。履修科目希望のリストはコーディネーターがサインして秘書課に送っておいてくれました。

前期

Historia de educación 教育史

学部:教育学部
授業時間数:60時間
開講時間:月曜8:00-11:00

授業内容
名前の通り教育の歴史を辿る授業。スペインの歴史に限らず、広くヨーロッパを扱う。時代もアテネやスパルタの時代から1900年代までと様々。通史というよりいくつかの時期を掘り下げていくスタイル。西ヨーロッパの歴史とスペインの現在の教育制度を頭に入れておくと理解しやすい。
授業はパワーポイントが使用されるもののその日のテーマしか表示されないので(意味ある??)ひたすらノートをとるしかない。発言を求められることもなく、ただ講義を聞くという授業。

評価方法
出席は取られていたものの評価にはほぼ入らず。授業中に行ったプレゼンと期末課題、期末テストでの評価。プレゼンはグループで一冊課題図書を読んでまとめて発表。期末課題は調べものや指定された動画と映画を見た感想、決められたテーマについての自由論述等、、、合計10個くらいの課題をやって、全部まとめて印刷・製本して提出。
期末テストは論述。問題は3問で配点は40,40,20。解答用紙のみ配られて問題は先生が口頭で読み上げ。内容も難しいし自分のスペイン語力でかける内容も限られていて正直お手上げ状態。

Procesos Psicológicos Básicos 基礎心理学

学部:教育学部
授業時間数:60時間
開講時間:水曜9:00-12:00、木曜12:00-13:00

授業内容
認知や記憶などについての授業。基礎的なことを学ぶので聞き覚えのある現象や人物も出てきて楽しい。ただ、水曜は2時間の授業を受けた後にすぐ小テストがあり、時間制限も厳しかったためネイティブの子たちもかなり苦戦しているようだった。復習もできてないうちに行われるのでわからない単語とか調べていると半分くらいしか手が回らない。授業はパソコンのある教室で行われ、授業内容もパワーポイントでしっかり解説されていたのでグーグルドキュメントを開いてそこにノートをとっていた。
専門的な用語が出てくるが、それを全部日本語に訳す必要はないと思った。というのも、「○○主義」のような用語は「○○」の部分を直訳しているわけではないことも多く、その主義の日本語名を探すのにも一苦労する。日本語で何というかはわからなくてもその主義がどういったものか分かっていれば問題はないはず。

評価方法
授業中の小テストと期末テストで評価。期末テストは選択式、ありがたい!四択問題で全40問程度だったと思う。全部回収されちゃって返却も無かったのであんまり確かではない。
スペインの選択式テストの多くは、正解したら加点、誤答で減点、空欄は増減無し、なのでわからないところは何もマークしないほうがいい。4分の1の確率で当たっても4分の3の確率で減点されるので。

後期

後期の授業はまだ終わっていないので全部受け終わってから内容等追記する!
01/06/2022 :授業全部受け終わったので内容について書く!!

Organización y Gestión 組織と経営

学部:教育学部
授業時間数:60時間
開講時間:月曜9:00-11:00、水曜9:00-11:00

授業内容
スペインの教育制度について知る授業。教育学部の学生の必修科目で学科基礎的な位置づけなのでひたすらインプット。憲法第27条には教育について書いてありますよ、みたいな。学校の種類とかそれぞれの教育段階の目的とか、教育に関する法律を読んだりとか、、、。

評価方法
マークシート式のテストと課題、出席。
・テスト
 四択が四十問。制限時間は二時間。超応用問題が出ることはないがなんせ範囲が広い。また、問題文の選択肢も長いので読むのに時間がかかる。一時間くらいで提出して帰る子もいたけど二時間かけて解く子のほうが多かった。言うまでもないがもちろん私も二時間かかった。
・課題
 プラクティカと呼ばれる課題が四つ。動画を見て一枚の図にまとめる、教育関連の法律の比較、教育関連の法律についてのプレゼンを作って音声吹き込んだ解説動画作る、ドラマ三話見て法律と照らし合わせる。

Comunicación en educación 教育でのコミュニケーション

学部:教育学部
授業時間数:60時間
開講時間:火曜11:00-13:00、水曜11:00-13:00

Historia de Asia Oriental 東アジア史

学部:文献学部
授業時間数:60時間
開講時間:火曜・木曜16:00-18:00

授業内容
中国、韓国、日本の三か国の歴史を学ぶ授業。国の成り立ちとかから、現代まで。授業中はひたすら先生の講義を聞く。日本の歴史を違う視点から見れたり、この三か国の関係を第三者視点から見れたり興味深い。パワポもしっかりあるけどその通りに進むわけではない。
先生が早口なので本当になかなか聞き取れない。日本のパートは高校日本史の知識をもってすれば割と余裕だったけど、韓国と中国の内容が難しいし中国の王朝名とかが日本語読みじゃないから聞いてるだけじゃ「あれ???」ってなる。先生はスクリプトみたいなのを手元に持ってたっぽいけど、普段はあんまり見ずに「えー」とか挟みながら喋ってた。スピードは速くても文と文の間に時間があるからまだノートとれる。重要なところになるとスクリプトをすらすら読むだけだから大事なところほどノートが取れない。本当に教育史の次にしんどい授業だった。

評価方法
課題とテストがメインで出席がちょっと。課題は資料を読んで設問に答えるのが一回と、レポート。レポートは指定された書式で最低十二枚、最大で十四枚書かないといけない。友達に聞いたとき「上限十四枚だよ~」だけ言われたので十枚で出したら四十点でした。あちゃー。わからないことは先生に聞きましょう。

Sociedades de Asia Oriental 東アジアの社会

学部:文献学部
授業時間数:30時間
開講時間:火曜19:00-21:00

終わりに

誰に需要があるのかわからないnoteが出来上がってしまたけどいつかの私が思い出して懐かしむためと思えばいいよね!
そんで誰かの役に立てばラッキーくらいで!





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