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美容院難易度ベリーハード



髪を切られてる間は話しかけられるのが億劫で出来るなら切り終わるまで無言を貫きたいのだ。
しかしそう上手くはいかない。



とてつもなく気まずい空気が流れた瞬間にいつも思う事がある。
(今すぐドライヤーをにしてくれ!)
(もしくは店内のBGM爆音にしてくれてもいいからさ、。)
(会話のキャッチボールうまくいけばなぁ、。)
(あああ、早く終わらないかな。でも適当に終わられるのも嫌だな)
(仕方ない、寝てしまおう。ZZZ)
脳内でループするのが定番だった。

絶賛人見知り発揮は癖付、行きつけが出来た試しがなかった。大人になっても。



そんなある日、後輩から紹介してもらった美容院へ向かった。
担当の方はほんわかしていて落ち着きのある女性。歳も近いかな、服装もキレイめカジュアルで勝手ながら近いものを感じ少しホッとした。
その安心はあっていた。


必要最低限のやりとりをしてからすぐ準備に取り掛かってくれた。切っている間も無理に話はせず、また暇を持て余さないようiPadで雑誌も見せてくれておまけにジャスミン茶も置いてくれた。


これだ!わたしが求めていたスタイルは!!! 


え〜それって普通によくある接客方法じゃん。そう感じても仕方がないよね、
でもその当たり前がドンピシャ、パズルで最後のピースが見つかった感覚。

その後も少し話をしながら気まずい空気感もなくむしろ居心地も良かった。
プラスα髪型も空間も心も大満足でスキップしながらルンルンで帰宅したな






今ではそこの美容院に8年通い続けている




相変わらず担当の方とはたまに話をするぐらいで基本雑誌を見ているか寝てる



でもそんな姿に微動だにせず淡々と仕事を進めてくれるところが好印象かつ私にとってのサードプレイスになったのだ。



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