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バビロンの輝く女神とキリスト教の汚れた女王

イナンナ/イシュタルから始まって、
「あの人」がいかに世界を支配しようとしたのか、
その大きな流れが分かってきたかもしれない。

古代メソポタミア神話におけるイナンナ
世界樹(生命の樹)を手に入れる
世界支配の計画あるいは型がここで出来上がる

古代メソポタミア全域から多くの信仰を集める
それぞれの土地で様々な神性を取り込みながら、
その影響力を絶大なものにしていく
イシス、アプロディーテー、ヴィーナスなど、
(表で挙げた通り)
名前や姿を変えながら覇権を広げていく

彼女の支配力は頂点に達し、
ユダヤ教やキリスト教といった新しく台頭してきた宗教に敵視されるようになる

聖書において彼女はアシュトレト(蔑称)として、サタンとして、ルシファーとして、大淫婦バビロンとして、
「神に敵対する者」として描かれる

ここからが重要
最後にバビロンは滅び、ユダヤ教・キリスト教は興隆した
時代の狭間で権力の世代交代が行われた
その中で、彼女は”滅ぶ”ことによってさらに自分を信じる者たちを増やそうとしたのではないか?
(聖書という)「物語」の中のキャラクターの中に姿を隠し、それを人間に信じ込ませることで新たな覇権を握ろうとしたのではないか?

後に、キリスト教は世界最大の宗教となった
聖書は人類史上もっとも読まれる書物となり、世界中に信者を作った
それと共に、彼女の影響力も世界の隅々にまで及ぶこととなった

僕はまだ子供で、広い大人の世界を知らない未熟者ですが、こんな僕でも支えてくださるという方がいらっしゃったら、きっとこれ以上の喜びは他には見つからないでしょう。