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【VFJ小松洋介 × Buddy Compass高石大地】時代を変えていく「価値共創パートナー」として。若者の可能性を信じ、見据える未来とは

成長意欲の高い若者が、地域の優良企業の経営者直下に2年間就職するサービスを提供することで、若者に最大最速の自己成長と地域の企業に新しい人材を提供する一般社団法人VENTURE FOR JAPAN(以下、VFJ)。

 そんな私たちVFJの事業パートナーとして携わっていただいているのが、『モノクロな世の中をカラフルに』をビジョンに掲げ、サービス産業における中小起業の事業発展・コンサルティング業務やブランディングを行う、株式会社BuddyCompassです。

 今回は、VENTURE FOR JAPANの小松洋介代表、そしてBuddyCompassの高石大地代表を迎え、両者がどういった取り組みを行っているのか、そして共に見据えている未来はどのようなものなのか。VENTURE FOR JAPANインターン生の籾木がお伺いしていきます。


二人の出会い

ーお二人は前職で先輩・後輩のご関係でいらっしゃるということは以前からお伺いしていましたが、所属されていた時期は少し違っていますよね。出会いのキッカケから教えてください。

高石:きっかけは、僕が前職のR社を辞めて創業しようと考えていたタイミングでした。

 当時、直属の上司でとてもお世話になっていたKさんという方がいたのですが、彼が小松さんと同年代でいらっしゃったんですね。今は基幹事業の一つのトップをやっている方です。
 その方に、僕が創業するタイミングで小松さんのことを紹介していただきました。「一度お会いしておくと、今後のためになるかもよ」と。その時はまだ、小松さんが女川町のアスヘノキボウの枠組みの中でVENTURE FOR JAPANの事業に取り組まれていた時期でした。
 僕としては、今後の会社の方向性やビジョンを、どのようにブラッシュアップしていこうか考えたり、いろんなところをインプットしたりしていた時期に、小松さんが女川町にご招待してくださいました。

 ちなみに今はBuddyCompassも40人くらいの規模まで拡大することができていますが、当時は創業したてでメンバーが2人しかまだいなかった時です。
 そんな時期に、一緒に創業した田井中という仲間と二人で、女川町に伺って小松さんにお会いしたのが最初でした。

小松:僕目線からだと、また少し違っていて(笑)。

 さっき話題に出たKくんと話していて、面白い人を誰か紹介してくれないか、という話題になった時に真っ先に出たのが、高石さんの名前だったんです。
 Kくんは、高石さんが起業するって言った時、「俺は必死で止めたんだ、絶対辞めないでうちに残れって言ったんだ」と言っていました。そのくらい優秀な奴なんだと。本人がもう決めてたから応援することにしたけれど、本当に会社としては残って欲しい奴なんだ」という話をしてくれて。
 それと同時に、「是非、小松くんにも会ってほしい。会うとすごく刺激になると思うし、小松くんからも何か伝えてあげてほしい」と言われてご紹介いただいたっていう感じなんです。
 
 個性的で優秀な人材が多いR社の中でそれほど重宝されていた素晴らしい人が、これから起業して頑張っていくという話をお伺いして、当時の僕にはまだ役に立てることや伝えられることなんてほとんどなかったけれど、女川という場所は提供できるなと思ったんです。それで、良かったら女川にいらっしゃってくださいという話をして、お越しいただくことになったんですね。

ーお互いがこれからの方向性を見つめるタイミングが重なっていたということなんですね。女川で実際に会ってみて、お互いにどんな印象を持ちましたか?

高石:まず僕の中の前提として、とってもお世話になっていたKさんという大先輩が紹介してくださった方とお会いできるってことだけでもすごく嬉しかった。
 とはいえ、小松さんはすごく遠い女川という場所で、先に独立していろんなことを成し遂げている方だったので、本当にいろんなことを吸収したいなって思っていました。

 だから、最初はやっとお会いできて嬉しかったのを覚えています。そして第一印象は、本当にすごく柔らかい方だなと思いました。創業したてで、売り上げもなかなか立てられずに苦戦してたような僕という人間に対しても、こんなにも物腰低く、同じ目線で話してくださるということを、純粋にかっこいいなと感じました。自分もこんなかっこいい人間になりたいなって。

小松:そんなに褒めていただいて恥ずかしい(笑)。

 僕は最初、やっぱりKくんからすごいやり手だったって聞いてたので、結構ごりごり系のタイプだと思っていたんですよ。そしたら全く違った(笑)。僕も初対面の印象は同じで、低姿勢で柔らかい人だなっていう印象を持ちました。

 もう一つ、すごく強烈に残ったのは、ソーシャルビジネスへの理解度の高さ。
 僕らがやっていたアスヘノキボウの事業は、前職の目線からすると、かなりソーシャルビジネスに寄っているんです。だから、経済性を重視した考え方をする人からすると、訳がわからないって人が結構いるんですね。社会をどう変えていくのか、どうより良くしていくのかという部分で伝わりづらいことがすごく多いんですが、高石さんはそういった話をした時にすぐに理解してくださいました。

 もちろんビジネス的なやり方もすごく大事なんだけれども、それでは埋められないところがあって、それをちゃんと埋めていくっていうことがすごく大事、みたいな話に共感してくださって。
 やっぱり経済性だけじゃなくて、社会性に寄ったところの取り組みとか事業の話に関して非常に理解も早いし、そこに共感してくださるっていうところがすごいなと。それで波長が合いそうだなって思ったのを覚えています。

高石:実はその時、BuddyCompassのコアバリューや原点に関して、社会性と経済性の難しさにちょうどぶちあたっていたタイミングだったんですね。そんな時に小松さんと女川でそんな話をしたことを一つのきっかけに、会社のビジョン設計がはっきりしていきました。

 今となっては創業当初のことを知らないメンバーも増えていますが、未だに女川町での強烈な経験の話をすることがあります。
 女川で聞いた小松さんの2時間ぐらいのプレゼン。あれがまったく飽きないプレゼンだったんですよね。普段だったら、2時間って聴いていて結構苦しいけど、小松さんのプレゼンは最初から最後まで圧巻で、なんかもうあっという間だった。
 それが衝撃だったので、帰って同じことを喋れるようになるくらいまで復習した記憶があります(笑)。

↓VENTURE FOR JAPAN代表 小松のスピーチはこちら↓

「価値共創パートナー」としての歩み

ーそれから、実際にいわゆる「事業パートナー」として一緒にお仕事をするようになったのはどういった経緯だったのでしょうか?

高石:きっかけは最初、VFJがまだアスヘノキボウの一事業だった時に、創業メンバーの田井中がSNSに関してすごく強かったので、その部分で力になれないかなと思ったところからです。
 弊社のサービスは、僕がコンサルで入っている案件と、田井中のSNSでの広報やプロモーションっていうところをコアのプロダクトとしてスタートしました。
 そこでたまたま小松さんが、SNSに強い人が欲しいというところでニーズがマッチしたっていうところが一つ。

 あとは純粋に、僕がこのVENTURE FOR JAPANの事業に関わらせていただきたいという想いがすごく強かったので、「何でもいいからぜひお手伝いして貢献したい」ということを小松さんにお伝えしました。お仕事をいただく立場であるはずの僕から、逆にお願いしたみたいな(笑)。そういうスタンスだった記憶があります。

 最初から、VENTURE FOR JAPANの事業はとにかく世の中に必要だって猛烈に思ったんです。自分の会社も正直そんなに余裕がある状況じゃなかったので、当時社内では議論になりました。リソースにも当然限りがありました。でも、ここにパワーをかける意義がどうしてもある気がしていた。

 いろんな意見があったんですけど、最終的には「高石がそこまで言うなら」「直感で高石がベットしたときに後悔したことは一度もないよね」って他のメンバーが言ってくれて。それで、とにかく手伝わせてほしいという形でお話ししたのが、取引のきっかけだったと思います。

小松:高石さんがおっしゃる通り、当時はまだ、アスヘノキボウの一事業としてVENTURE FOR JAPANをやっていました。ただその頃に理事会で、「日本の復興」を目指すVFJの事業は、アスヘノキボウの理念を超えてしまっている事業だよねっていう話が上がっていました。アスヘノキボウは女川がベースにある事業なので、やはりそことVFJは切り分けるべきじゃないか?と。
 僕もVFJという事業は、実際にやっていて本当に難しいと感じていました。結局今は、一般社団法人として独立して事業を行っているわけですが、切り分けるか否かを置いておいたとしても、そもそも「世の中に無い概念」をつくるに等しいことをやっているので、どうやって認知を広めていくか、ムーブメントを起こしていくかということが喫緊の課題でした。

 そんな中で高石さんとお話をしていて、SNSをはじめとする認知拡大の部分からお力添えいただけませんかとご相談させていただきました。その時にご快諾いただいたのを覚えています。

高石:僕もすごく覚えています。僕としても、これは絶対世の中に必要な事業だと思うので、むしろ「やらせてください」と。

小松:事業体としてはまだまだ発展段階の状況にもかかわらず、受け入れてくださったことはすごく嬉しかったし、ありがたかった。
 そしてやっぱり、そんな想いに応えるために頑張らなければいけないと思いました。

ーはじめは認知拡大、いわゆるプロモーションの部分で連携を結ばれたということですが、今は具体的にどういった取り組みをしているのか、改めて教えてください。

高石:BuddyCompassは現在、「価値発展事業」を生業とする会社として少しずつ知名度も広がってきて、いろんな企業さんと取引をさせてもらっています。
 創業当初は確かに、広報やプロモーションといった認知拡大の部分でサポートをさせていただいていましたが、これからは更に深い本質的なところ、つまり、「プロダクトの価値からブランディングしていく」というところにコミットしていきたいと思って動いています。 
 我々BuddyCompassの強みは、価値を「開発して」「熟成させて」「発信していく」という大きな三つの流れを一本化して実現させるというところにあります。
 この数年間で人も増えて、割けるリソースも大きくなってきたので、これからは「サポートさせていただく」という立場ではなく、「価値発展のパートナー」として本気でブランディングを実現していきたいと思っています。

小松:ありがとうございます。僕自身は今のお話を伺いしていて、なぜこんなにうんうんとうなずきながらお伺いしてたのかっていうと、高石さんはじめBuddyCompassの皆さんは、本当に価値共創パートナーだって本当に思っているからなんです。

 最初にご一緒させていただいた時はSNSのご相談から始まって、今もそういったSNSや集客関連のことにも力を注いでいただいていますが、例えば一緒に大学の授業にまで足を運んでくださったり、大型のイベントを1から設計してくださったりと、事業をつくるパートナーを超えて一緒にお仕事させていただいている感覚があります。
 今までになかった社会の形というか、「こういう社会を一緒に作っていきましょう」っていう同じ想いを持った同志であり、パートナーであると思っているので、ご相談するにあたっては、すべて正直に、オープンにお話してやり取りさせていただいています。

ー「パートナー企業」というと、助けて欲しい会社と助ける会社の主従的な関係をイメージするのですが、VFJとBuddyCompassのやり取りを見ていると、本当に並走しているというか、まさに二人三脚という印象を受けます。

小松:そうですね。本当の意味で「パートナー」だからこそそれができると思う。社会をつくっていく「価値共創パートナー」。すごくいい響きですね。

若者の可能性を信じ、見据える未来とは

ーでは最後に、お二人が共に実現したい未来について、改めて教えてください。

高石:僕は前職時代から、今後の日本の未来の儚さみたいなものを感じて、ずっとそこに課題感を抱えていました。そこから創業して小松さんに出会って、女川町のまちづくりのお話を聞いたときに、このやり方で、もしかしたら日本を発展させることができるんじゃないかって思ったんです。そんなきっかけと女川で得た気づきを一つの糧にして、BuddyCompassの事業もどんどんブラッシュアップしてきました。

 VENTURE FOR JAPANが目指している世界と、僕たちBuddyCompassが掲げている「モノクロな世の中をカラフルに」というビジョンはリンクする部分が非常に大きいので、そこをベースにいろんなことを成し遂げたいなと思っています。

 具体的に言うと、BuddyCompassは今、<人の発展>、人が集合体である<組織企業の発展>、そしてその人たちが属する<地域の発展>という三つの発展を成し遂げようということをテーマにしています。それらを実現し続けることで、僕が大好きなワンピースの大海賊時代みたいに、新しいムーブメントの連鎖による新しい日本の時代が巻き起こったら面白いなって思っています。

 その中でも、最もコアになるのが<人の発展>、つまり個人の力がいかに発揮できるようになるかだと思っています。人は組織に属すると主語が組織になって、どうしても一人一人の力が解放されにくくなってしまう。そう考えた時に、個のポテンシャルを解放するというVENTURE FOR JAPANが行っていることは、非常に意味のあることだと思います。

 自己実現や自己発展を促していくためには、マインドとスキルの両方が必要です。今の日本のスタンスってものすごい相対評価で、すぐ自分を周りと比べてしまう。だからこそ、SNS等で情報が流通していくことでどんどん孤独に感じたりすると思うんですよ。だけど、自己実現とか自己発展にもっと目を向ければ、もっと前向きに人生に向き合えると思うんです。僕は、そういったスタンスを、もっと多くの人に伝播していきたいなって思っています。
 
 あとは、これもアニメの話で、Dr.STONEっていう文明を一気に早送りしていくようなストーリーのアニメがあるんですけど、あれも結局は実験や研究の繰り返しが積み重なって今の世界があるってことを表現していると思うんです。例えば、木を擦り合わせてみたらたまたま火が出てきたとか、鉄を使ってみたら便利な道具が作れたとか、コンクリートを使ったら大きな建物を建てられるようになったとか。文明って、そういった実験を繰り返して今の時代まで発展してきたわけですよね。
 冷静に考えて、何もないところからビルとかあんな巨大な建物を造るってえぐいことじゃないですか(笑)。でも、あれも何回も何回も実験を繰り返してきた賜物なんです。
 
 そう考えたときに、個の成長とか発展にも、やっぱり実験・実行が非常に重要です。15歳の子にだって、機会を提供して、これまでになかったことをやる人がもっと増えてもいいと思っています。それが何か一つの話題になって、ムーブメントを起こして、有名になっていったりすると、そういった価値観って一気に伝播していくはずです。
 
 僕はそんなムーブメントの一つをVENTURE FOR JAPANで起こしたいと思っています。一つのキッカケで、日本が一気に変わり得るんじゃないか、新しい旋風を巻き起こせるんじゃないかなと思っているので、とにかく今はそれをVFJで成し遂げたいなって、とっても楽しみながらやっています。もちろん、自分の会社でもそういう価値発展というところをテーマとして、これからもいろんなことを実現していきます。

小松:僕がVENTURE FOR JAPANを通じて高石さんたちと一緒に成し遂げたいなと思っているのは、やっぱり今の時代や今生きている人たちにマッチした働き方、そして社会のシステムをつくるということです。
 
 VFJがテーマにしている「地方」とか「就職」とかそういう話に限らず、今僕らが生きてる社会にあるシステムというものは、日本がすごく元気だった時、つまり、経済的にも人口的にも、右肩上がりの時代に作られた社会システムです。けれども、人口も減って、経済的にも苦しくなっていくことで、そういった今までの社会のシステムが支えきれない世の中になってしまってきています。
 これはその時代にそのシステムを作った非常に優秀な人たちが、ものすごい情熱を注いで本気でそのシステムを作ったからこそ、簡単にひっくり返せるものじゃないんだと身に染みて感じています。
 
 とはいえ、時代も変わる中で、それを否定するというよりも、進化させていく、変化させていくっていうことが必要なんじゃないかと思います。つまり、僕たちが向き合っているのは、とてつもなく難しい挑戦なんです。そんなことを僕も毎日感じていますし、きっと高石さんも、BuddyCompassの皆さんも感じながら、日々ご一緒していただいているのかなと思うんですよね。
 
 これまでの努力が今どんどん積み重なって、少しずついろんな動きが出てきている中で、何としてもその動きをより大きくして社会のシステムを進化させたり、変化させていくというところ、VFJに関してはそれが「働き方」ということをテーマにしてやっていますが、そこを一緒に成し遂げたいという思いはすごく強いです。 
 本当に、社会の当たり前を変えるってことは相当難しいし、そんな難題に一緒に挑戦していただいてるからには、何としても成し遂げたい、そして恩返しさせていただきたいと、僕個人としては思っています。

高石:今の小松さんの話を聞いていて思い出したことがあります。最近、BuddyCompassの中で「再生」って言葉を使うことをやめたんです。代わりに「発展」という言葉を使うようにしました。今のお話と似たことを前に議論して、改めて過去の人たちって凄いんだなって気づかされたんですね。
 
 それなら自分たちもそれに負けないくらい、これまでのものを活かして、さらに新しい、過去の人を超える新しいものを作っていくことが、先人たちへの恩返しにもなるってことで、「再生」じゃなくて「発展」だよねって。<価値発展>っていうのはそういった想いで掲げています。何十年も前に作られたものが、社会のシステムとして未だに残ってるって本当にすごいことですよね。当時は相当画期的で合理的なものだった。
 だからこそ今ある社会の当たり前として残っていると考えると、そりゃ作った人は努力してるし、すごい人たちだし、この人たち以上に僕が努力してたち以上に変えていかないと。やっぱり進化・変化させていかないといけない。本当に大きい勝負をしてるなって思います。



私たちVENTURE FOR JAPANは、前例を恐れず果敢に挑戦する若者へ、多くの選択肢や成長機会を提供し続けられる存在でありたいと考えています。

社会課題に正面から向き合い、希望を生むのは若者。
私たちは若者が挑戦することのできる選択肢を、時代や社会に合わせてできる限り多く用意したいと考えています。
それこそが若者のポテンシャルを解放する機会となり、ひとつ、またひとつ、希望を生み出していくはずだからです。

VFJでは、エントリー意志の有無を問わずキャリアについての相談も受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください!

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