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任されて、強くなる。

みなさん、こんにちは! 
VFJ1期生、maruwa mart (株)の山口です。

この度、2年間の実践プログラム、VENTURE FOR JAPANを卒業しました。
出港式も執り行われ、自分がこのプログラムを卒業するのだなと実感しているところです。
また、これで公式のレポートは最後になります。
今感じていることを赤裸々にお伝えしようと思います。

どこにいても同じ

3月26日に最終研修を含む出港式が行われました。
今回は卒業ではなく、あくまでスタートラインに立つという意味で、開催されました。
毎度毎度のことですが、自分がなぜVFJに参加したのか、2年間を通して何をしたのか、何を学んだのか、それに対してどう思ったのか、これからどうしたいのかなどについて1日かけて振り返りを行いました。

意外とこのような振り返りは、忙しく仕事をしているとなかなか取れないもので、忘れてしまうこともあるかと思います。
ですが、VFJに入っていたことでそのような心配は一切なく、ちゃんと振り返りをして、正しく前を向くことの重要性を知ることができました。

振り返りをしていく中で、とても感慨深かったものがあります。
同期の武さんと一緒に振り返りをし、2年間経営者の右腕として働き、素直にどう思っているかを話す場面があったのですが、お互い

「よく頑張った」

という回答をしました。(笑)

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別に前もって合わせてなどいません。ただ、お互いこの2年間でやってきたことは違っても、同じような苦しい境遇に見舞われ、それを何度も乗り越えてきた結果が、一言に表れているのではないかと思いました。

武さんも私も互いに頻繁に連絡を取る方ではありませんでしたが、場所は違っても考えていることは同じなのだなと、なんだか嬉しい気持ちがこみ上げてきました。

冨山さんの言葉

今回の出港式では、オフィシャルサポーターの冨山和彦さんにオンラインでご講話をしていただきました。

これからの日本は高度経済成長期のような、右に倣えの経営では絶対にうまくいかないこと、時代が変わる中で的確な意思決定と適切なオペレーションが時代に飲み込まれない要因であること、その中で経営者の意思決定が特に重要になってくること。
冨山さんらしい日本という国を客観視したアドバイスがとても参考になりました。

特に、印象に残った言葉が2つあります。

一つは、「どう失敗したのかが大事である」ということ。
成功のために失敗はつきものですが、失敗してもPDCAをしっかり回すことが重要。むしろ、失敗したとしても失敗したことを評価してくれる国になりつつあること。
このようなことをお聞きして、今後も果敢に失敗をしていきたいと思いました。

二つ目が、「君たちのやっていることは将来必ず活きてくる」ということ。
新卒から誰も歩んでこなかった経営者の右腕として、いろんな意思決定をし、トライアンドエラーを繰り返すことは、必ず起業するときに活きてくる。
そう言われたときに、2年間やってきたことの正当性をしっかり認識することができ、自分にとって自信になりました。

私たちの話を真摯に聞いて頂いた冨山さんに改めて、感謝の気持ちを表すとともに、アドバイス頂いたことは心にずっと留めておきたいと思います。

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宣言発表にて

出港式の最後に私と武さんの二人から、これまでの2年間の歩みと3年目からの抱負を発表しました。
いつもなら淡々と発表するのですが、今回はなぜかそういきませんでした。
私の番が迫ってきたときに、頭の中でこの2年間の苦しい出来事が走馬灯のようにめぐったのです。
特に、この一年間は今までの人生の中で経験したことのないつらい経験をしました。
従業員との関係の悪化、一人ですべて仕事をしていたことからの肉体的疲労。
それによって、体が動かなくなる時もありました。
それでもそこから這い上がり、目標とするミッションを幾度となく達成し、社長や従業員の方から喜ばれた時を思いだすと、発表をしながら涙が止まりませんでした。

振り返りの中で武さんから言われた言葉があります。

「ヒューマノイドから人間になったね」

確かに今まではすべてを客観視して、冷静に事実を受け止めていた自分がいました。
ですが、この2年間で喜怒哀楽がはっきり表れるようになりました。
私としては、周りから応援される人間になりたいと思っていたので、発表の場面で涙が出たのは、ちゃんと成長ができている証拠なのかなと思いました。

社長からも温かいメッセージをいただきました。

「山口君が釜石の起業家の先頭に立って、盛り上げていってほしい。だから、まだ釜石に居てください」

メッセージをもらう前から泣いていたのですが、このような言葉をいただいて、大号泣してしまいました。(笑)
それくらい本当に嬉しい気持ちでいっぱいでした。
また、2年やってきたことは間違っていなかったのだと、改めて思える瞬間でした。

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最後に

いろいろ伝えたいことはあるのですが、これだけはちゃんと言いたいことがあります。

「VENTURE FOR JAPANに参加して本当に良かった」ということです。

もともとVENTURE FOR JAPANって何?というところから始まりましたが、時間が経つにつれ、この居場所の重要性をひしひしと感じるようになりました。

困ったときに相談すれば、いつでも相談に乗って下さる関係者の皆さん。

問題の解決をするためにどのような心構えで進めていけばよいか、そこについては本当に精神的に支えられたと思っています。
だから、本当に感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございました。

そしてこれからはその居場所から離れ、自分で考え、自分で道を切り開いていかなければなりません。
不安も多少はありますが、なんだか今はどんなに苦しいことがあっても、それを乗り越えていけそうな感じがしています。

「任されて、強くなる。」

改めてこの言葉を掲示し、締めの言葉にしたいと思います。

2年間本当にありがとうございました。

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