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ベンチャー企業の産業医の選び方①産業医像を明確化する

こんにちは!20社の産業医を務めておりますベンチャー企業産業医です!

多くの企業様が「法律で定められているから」という理由で、産業医を探し始めるのではないでしょうか。

産業医を探さなくてはならなくなった人事労務の方は、さぞお困りだと思います。

でも、安心してください。

この記事では、そもそも産業医の探し方がわからない、産業医の選び方が分からないなどで悩まれている方のサポートになればと思い書きました。

20社以上の嘱託産業医を務める医師が、産業医目線で産業医の選び方をお伝えしたいと思います。

〜産業医採用までの流れ〜

産業医採用までの流れ
①採用したい産業医像を明確化する
②産業医の紹介機関を決める
③産業医の採用面接を行う
④産業医を決める

産業医採用までの流れは大きく4つのステップで構成されます。今回は①に関してお話ししたいと思います。

〜①採用したい産業医像を明確化する〜

「産業医に何に期待するか」で産業医の選び方は変わってきます。
 ・従業員の健康のため、メンタルヘルスに詳しい産業医を選びたい
 ・法律で決められた最低限の項目を行なってもらいたい
 ・工場での職場巡視をしっかり行なってもらいたい

など、会社によって様々だと思います。

採用したい産業医像を明確化する上で、「職場環境」、「従業員数」、「従業員の方の平均年齢」の3つの要素から、考えることがおすすめです。

<職場環境について>

職場に危険なスペースがあるかで変わってきます。

危険なスペースの象徴である工場がある企業様の場合、工場の職場巡視の経験が豊富な産業医を選ぶべきです。多くは年齢や経験を重ねている産業医が当てはまります。

反対にオフィスのみしかない企業様は、工場の職場巡視の経験は重視しなくても良いと思います。デスクワークによる腰痛や肩こりで悩まされる従業員に対して助言ができる産業医が適切です。

<従業員数について>

会社の従業員様の数が
①増えているあるいは増える予定である会社様
②人数規模が現状のまま大きく変わらない企業様
で大きく変わってきます。

①従業員人数の数が増えているあるいは増える予定の会社様は、従業員の方が増えるにつれてメンタル疾患を患う方が必ず出てきます。どんなに職場環境に気を付けていても、避けられないことです。

従業員様がメンタル疾患に罹ってしまい、亡くなられてしまった場合、安全配慮義務で会社に問われる責任は年々重くなっております。そのため、精神科の産業医をおすすめします。

②人数規模が現状のまま大きく変わらない企業様の場合、現在メンタル疾患の方がいらっしゃらないようでしたら、精神科である必要性はないと思います。


<従業員の平均年齢について>

従業員の方の平均年齢と同じくらいの年齢の産業医を採用する

従業員の平均年齢に合わせて、どの世代の産業医を採用するか決めると良いと思います。
従業員の平均年齢が低い企業には、産業医の年齢が50代60代となってしまうと社員の方が萎縮してしまい、衛生委員の運営や面談時に障壁となるケースが多いです。
反対に従業員の平均年齢が高い企業は、若い産業医を選んでしまうと頼りなさを感じてしまうケースが多いです。

〜まとめ〜

採用したい産業医像を明確化する上で、「職場環境」、「従業員数」、「従業員の方の平均年齢」の3つの要素から考えましょう。
特にベンチャー企業で今後従業員の数が増える企業様は、精神科であり、かつ若手(30代)の産業医を選ぶのがオススメです。

〜インタビューのお願いm(_ _)m〜

産業医の採用経験がある もしくは現在採用を考えているベンチャー企業の人事の方へ

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【 概要・目的 】
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