見出し画像

『月とイルカの約束』 | Book紹介①


以前、earthlingのお話をしました👇

earthlingとは、地球に住むあらゆる生き物を意味する単語です。微生物もアリも蚊も鳥もゴリラもクジラも人間も、すべてearthlingの仲間。家族みたいなものです。

46億もの地球の歴史のなかで、人間は本当に最近現れた超新人です。その私たちが、いかに生態系を軽んじ、自然を疎かにしてきたか、改めて認識させられる作品です。

「2匹のアリが動けなくなったハチを食べようと攻撃していた。ハチは唯一動く一本の足で抵抗してた。僕は人間以外も生きていたいんだと知ってしまった。これはそれ。」(ウーマンラッシュアワー 村本大輔)

イルカの子どもの目を通して人間を見たとき、わたしたちは怪物に見えることでしょう。


大好きな母親から無理やり引き離され、狭い狭い水族館の水槽に入れられ、栄養の不十分なエサを与えられる。やりたくもない芸を観客の前でやらされ、死ぬまでずっと独りぼっち。広大な海でのびのびと泳ぐことも、大好きな母親に会うことも、群れの仲間に会うことも一生叶いません。

人間はいつからこんなに傲慢で偉くなったのでしょうか?

他者の自由を奪ってまで自由を求める行為は、侵略ではないでしょうか?

大人になったからこそ見えなくなることって、たくさんあると思います。

ヒトとして大切なことに気づかされる、本当におススメの一冊です。


最後までお読みいただきありがとうございます。さらなるvegan情報収集のため、よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、vegan情報の収集、対応CafeやRestaurantの取材に活用いたします。