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焼き筍の大葉ジェノベーゼ【旬野菜レシピ】

春が旬の野菜の中で、
家族みんなが一番喜んでくれる食材は、やはり筍ではないでしょうか。

味・香り・歯ざわり…フレッシュでしか味わえない美味しさがありますよね。
旬はいつだって"今この瞬間"しかありません。
在宅時間が長いこんな時だからこそ、生から調理して、旬を思う存分味わいたいところです。

今回、私がご紹介したいレシピは

焼き筍の大葉ジェノベーゼ

通常はバジルで作るジェノベーゼを、
バジルのかわりに大葉(青じそ)で作ります!

大葉は、実は筍にとてもよく合います。
和食で筍と組み合わせる香草の定番"木の芽"と、基本のジェノバソースに使われる"バジル"、そして今回使う"大葉"は、
同じ"紫蘇科"の植物。だから、大葉は筍にとってもよくあうのです◎

日本人に馴染みがある大葉でジェノベーゼをつくることで、何故かすんなりと、"ふだんの食卓にとけこむ"イタリア料理へと変身します。

今回のレシピの特徴・ポイント

日本人のふだんの食卓にとけこむイタリア料理。

そのポイントとは、下記の2つ。

①大葉でジェノベーゼを作る

②仕上げにお醤油をひとたらし

"普段の食卓にとけこむ"とはどういう事かについてですが、
例えば、イタリアではパスタやパンが主食ですが、私達の主食は米で、バジルは幼い頃から馴染みがあるわけではない…。
定番のイタリア料理もとても美味しいし日本人の口に合うと思いますが、頻繁に食べるとしんどい。一生懸命作ったのに食卓で一品だけなんとなく浮いてしまう…。

みなさんも経験をしたことはないでしょうか。

いつも私達が食べているお米とも合うようになれば…もっとふだんの食卓に馴染むようになれば…イタリア料理だって、味のレパートリーの1つとして、より頻繁に楽しめるようになりますよ!

そのためには、少し、作り手の創意工夫が必要です。

日本人が培ってきた味覚や嗅覚…"美味しい!"と感じるセンサーは、イタリア人とは少し違いがあるので、日本人のそれに合わせて働きかけましょう!

そのポイントとなるのが、①と②のハーブ&調味料の組み合わせの工夫です。

イタリア料理は、地方料理の集合体。元はマンマの料理です。
ならば、日本で楽しむ家庭のイタリア料理も、その地の食卓にとけこむ料理として昇華させて、家族みんなで美味しく楽しみましょう!

材料

【大葉ジェノベーゼ】
大葉      50 g (洗って軸を切り落とす)
にんにく    1片 (皮を剥いて3mmにスライス)
松の実     20g (乾煎りする)
オリーブオイル 130ml
塩       小さじ1/2
粉山椒     ひとつまみ
パルミジャーノ・レッジャーノ 小さじ2

【焼き筍】
筍       中1本 (大きめの一口大にカット)
オリーブオイル 大さじ1
塩       適量

【仕上げ用】
パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろす) 適量
お醤油 適量

作り方

①大葉ジェノベーゼを作る。  

すべての材料をミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌する。

鮮やかな緑にするためのコツは、ミキサーを回しすぎないことです!
滑らかになったらすぐに止めましょう。

煮沸消毒をしたガラス容器などの保存容器に入れ、
上からオリーブオイルを大さじ1加えて、空気に触れないようにし、
約1週間ほどで使い切りましょう。

②筍を焼く 


フライパンにオリーブオイルを加えて火にかけ、
筍を入れ、中火でこんがりした焼き色がつくように焼きます。
片面が焼けたらひっくり返し、両面を焼きます。

焼き上がりはこのような感じです。(写真下)
ここで、下味のために軽く塩を振りましょう。
この量なら、ひとつまみが適量。

③組み立てる。

ボウルに②の焼いた筍、①の大葉ジェノベーゼを大さじ2杯、
パルミジャーノ・レッジャーノをすりおろして加えて、よく混ぜます。

お皿に盛り付けて、
仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノチーズをすりおろし、
お醤油を小さじ1杯程度回しかけて完成。

仕上げのお醤油。これがあるだけで、お米に合うイタリア料理に変身します。チーズもお醤油も発酵食品なのでとても良く合いますよ◎

お好みでハーブを添えてもいいですね♡私は庭で育てているイタリアンパセリを少し…。

ボナペティート!できたー!

パルミジャーノ・レッジャーノは、
グレーダーですりおろすと楽で早いし美味しいです○
私の愛用はMicroplane

イタリア料理をベースに、和テイストに少しアレンジをしているこちらのレシピ。
とはいっても、特別な技術も要らないし、新しい食材を買う必要はありません。
日本人が美味しいと感じる味覚と嗅覚に働きかけるために、ちょっといつもの味を上手く組み合わせるだけです。
私はごはんとお味噌汁といただきましたよ!

食べかけですみません。笑

大葉ジェノベーゼは、
パスタに和えても良し◎
鶏やお魚や海老にもよし◎色んな料理に活用できます。

大葉ジェノベーゼ+お醤油の工夫で、
ちょっといつもとはひと味違うのに、ご飯とお味噌汁のあるふだんの食卓にも出せるようになります◎

是非、色んなお料理を試して、お家時間を楽しんでください。

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