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2倍速で動画をみる私たちが、見落としているもの。 ヨガインストラクター講座RYT 500 「マインドフルネスヨガ2/2」#25

朝から忙しく、午前から珍しくオフラインでのMTG。
12時には戻ってこれるかと思いきや、家に戻ったのが講座開始の15分前。
あわててお昼ごはんを流し込む、まるっきりマインドフルネスヨガとは違う世界観……。

本日2本目の講座。
「マインドフルネスヨガ」2日間のうちの2日目です。
11/25(金) 13:30-16:00 の オンライン講座。
ライブ参加です。

引き続き、Trauma Sensitive Mindfulness Japan 主宰、井上清子先生です!



マインドフルネスな瞑想からスタート

先生のやさしーーい誘導で、短い瞑想からスタート。
なのですが、3回くらいまったく話が耳に入ってこない状態に……。
仕事のことと、最近聞いてる曲が頭をリピートしまくったりしてしまい、
ハッとして瞑想に戻るのを繰り返しました。

こういう思考の状態をモンキーマインドといいますが、
どっかの猿山くらいの猿量でした。ひどすぎる。

でも、猿山である、ということに気づけばいいのだ!
それこそが、マインドフルネス!

と、とりあえず全肯定してみる。


マインドフルネスヨガの宿題の振り返り

宿題はマインドフネスに動くヨガの実践。
音声のみの誘導にあわせて、ゆったりと無理することなく体を動かすというもの。

ふだん音声だけで動くことは皆無なので、これはいつもと違う感覚があります。内容もアライメントを気にするというより、こころのままに動きたいように動くというようなもの。

講座の受講生とやってみての感想をシェアし合いました。

その1つ、私も思ったのだけど、
ゆっくりな誘導がゆっくりすぎる!という感覚。

いかに毎日スピードをあげて生活しているのかがわかります。

昔、シナリオライターをしていてテレビドラマの脚本をほんの少し勉強したり書かせていただいたことがあったりしました。
そんなこともあり、最近のドラマや映画のストーリーや場面展開のスピードのはやさについて思うところがありまして。

ひと昔前のドラマはゆっくり過ぎて、見てられない問題。
「東京物語」みたいな名作映画はさておき、
昔の月9みたいなテレビドラマの違和感がすごい。

実際コンテンツメーカーの人たちは、
そのあたりをすごく意識されているようです。
多くの人がNetflixとかで、そこからさらに2倍速で見たりしている(私もしてるし)というのが現状。

音楽もそう。
イントロが今の流行りの曲にはない。サビから入る。

数年前にはなかった現象です。

でも。
人間のからだや心って、ここ数年で2倍のスピードになったのでしょうか?
みなさんのからだと心は、どうですか?



マインドフルネス瞑想のリスク

ヨガインストラクターとして、
生徒さんにどうマインドフルネスヨガをお伝えするか。

ベースの考え方として
全員が同じである、同じにならなければならない。
と、思わないことが大事。
また出てきました。
ワンネスだけどワンネス前提でコミュニケーションするなよ問題


なので「自分で自分の選択をしてください」と伝える必要がある。
目を閉じてもいいし、閉じなくてもいいし、途中で変えてもいい。

たとえば、ガイドの声かけ、
「からだの重みを感じます」ではなく
「からだの重みを感じるかもしれません」となる。

呼吸などについても
「お腹に向けます」
では、みんながみんなそれがいいとは限らない。
だから
「向けてもいいと思うところに向けます」
などと声かけになる。

個人個人で見つけてもらう、選択してもらう。
これが最近の主流だそうです。


このあたり、
ヨガや瞑想のガイドをするなら知っておいた方がいいと
オススメされたのが「トラウマ センシティブ マインドフルネス」

マインドフルネス瞑想は、その効果が注目されて全世界に広がった。一方で、私たちの大半はトラウマ的な出来事を一生のうちに経験し、最大でその二割がPTSDを発症する可能性があると言われる。つまり、瞑想の場には多くのトラウマ・サバイバーも参加している。一見するとこれは幸いである。トラウマは耐えがたいストレスだが、瞑想はストレスを軽減する効果が証明されているのだから――しかし現実はそう単純ではない。

「助けてください。瞑想で困っています――」
マインドフルネス瞑想は確かにストレスや不安を軽減する。しかし、瞑想による内面への注目はトラウマを活性化する可能性がある。著者は最新のトラウマ理論とマインドフルネス研究を丹念に辿り、マインドフルネス瞑想にはトラウマへの配慮が必須であることを説く。一方で、トラウマ・サバイバーの体験は、性差別や人種差別をはじめとした抑圧の歴史により軽視され、見えにくくなっている――。トラウマの理解に必要な知識を提供し、マインドフルネスの強力な利点を活用しながら再トラウマ化のリスクを最小限に抑える安全な瞑想に体系的な指針を与える、瞑想指導者の必読書。

出版社紹介より

私の瞑想の師匠も、トラウマの配慮については軽視しないように言ってたなぁ。読んでみようと思います。


期待するけど、期待し過ぎない

マインドフルネスという言葉が広まったきっかけのひとつは、
Google社が社内でマインドフルネスを取り入れたことだったと思います。

瞑想は宗教っぽくてあやしいと思われていたのを、
ひっくり返してくれたという意味で、
エポックメイキングな出来事だったと思います。

それ以降、マインドフルネスで
パフォーマンスが上がるとか、集中力がアップする
とかからはじまり、
ダイエットできる、なんてものまでプチ流行りしました。

たしかにこのあたりは全くの嘘ではなく、むしろアメリカの大学などでの研究でしっかりしたエビデンスもあります。

もしかしたらそのあたりを期待して、
この記事を読んでくれているかたもいるかもしれません。

でも、マインドフルネス瞑想もマインドフルネスヨガも、
スタートは、畑に種を蒔くようなもの。

期待するから種を蒔くわけですが、
瞬時に、小松菜やメロンが食べられるわけではない。
30日待てば確実に食べられる、というものでもない。

まだかな? まだかな? と毎日種をほじくりかえしたら、
枯れちゃうかもしれない。

メロンだと思ってたら、桃が実ったりして笑

先生の8週間の講座の受講希望者さんには、
スタート前の面談でお伝えしているそうです。
「期待して種を蒔いたことは、一旦忘れてください」と。

さっきの2倍速の話にも通じるけれど、
わたしたちは効果や結果を受け取ることにすら、
スピードを求め過ぎ、
なおかつ不確定なものを許せなくなっている、
そんな側面があるのではないでしょうか。


講座終了時に思ったのは、
最初に先生がガイドしてくれている時間に、
その言葉すら聞き逃してた私は、
からだや心が発してる
なにか大事なものを聞き逃しているのかもしれない
、ということでした。

ヨガと瞑想と出会えてなかったら、私どうなってたんだろ……



単発での受講もできます。とはいえ忙しくて2倍速したくなる笑。

2年前にRYT200を取得して、今現在RYT500を受講している
OMYOGAのサイトはこちら

私は現在、対面とオンラインの混合コースで学んでいます。

明日は朝から1日、対面講座です。
恵比寿のスタジオに行くのも、はやいもので残り2日となりました。
たのしみ✨がんばるぞー。

なにかの役に立っているのかな💦そんなことばかり考えながら更新しています。サポートいただけたらとてもとてもうれしいです😋 よろしくお願いいたします🍀