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必ず明かりは見えてくる~摂食障害と向き合う暮らし~


自己紹介の時からちょこちょこ話題にあがった摂食障害(オルトレキシア

今では少しずつ良くなって食べるのが、そして生きることが楽しくなりましたが、

ここまで来るのにかなり時間がかかりました。

今回は、ずっと心の中にあったモヤモヤを言葉にして整理し、同じ思いをしている人へのメッセージも綴りたいと思います。


1.最初はただただ脚痩せがしかった

5歳のころから習っていたバレエ。

鏡張りのスタジオで、レオタードを着ていると、いやでも体の線がよく見える。


中学2年の時、まわりで輝くほっそりした子たちを見て羨ましいな、私もあんな風になりたいと思ったと同時に、自分の足が太くて憎くて仕方がなくなり、脚痩せをするためにダイエットを始めました。


2.ダイエット依存

最初は野菜、その次はタンパク質、最後に炭水化物を食べて炭水化物の量を減らす。

炭水化物の量を今までの半分以下に。

カレーやお寿司など脂質と炭水化物が一緒になっているものは食べない。

高カロリー、高脂肪の物は絶対食べない。

ーあるダイエット本の知識を頭に詰め込んで、欠かさずこなす毎日。

今日はそんなに動かない日だからご飯をもっと減らさないと。

このお肉の脂身は取り除かないと。

この味付け濃すぎる。薄めなきゃ塩分が、、

・・・食事をするときはこのことで頭がいっぱい。


日に日に体重は落ち、

体重が減っていくのを見るのが面白い、ある種のゲームのような感覚が。


母親に止められて病院に連れていかれるまで

どれほど体が危険な状態だったか自覚していませんでした。

メモ:当時の身長は150㎝、体重は34㎏まで落ちました。体脂肪率は20未満だったと思います。


3.体は正直者

生理が止まり骨粗しょう症やその他の病気の危険も将来的にゼロではないと告げられ、


これではまずい、と思っても
食べて太る事の恐怖の方が大きく感じられました。


今までまったく気にしていませんでしたが、

思い返せば学校の校舎の階段を上がるたびに足全体がだるくなって息切れがして、

それでも体育や部活、ハードなバレエもこなしていたんだなと今になって気付きました。

自分の体の声を聞かないで、気持ちで生きていたんだなと痛感しました。



4.出口が見えない

中2からはじまったオルトレキシアは何年も続きました。

毎月婦人科に通って、薬をもらって生理を無理やり起こさせる。

そうしないと別な病気になる。

でも病院には行きたくない。

早くこの生活をやめたい。

でも太りたくない。

そんなモヤモヤした気持ちで過ごしていました。

「太るんじゃなくて健康になるの」

といわれてもなかなか受け入れられない自分がいました。



5.少しずつ見えてきた明かり

ご飯やお肉を沢山食べるのは怖いけど、

ヘルシーなものなら食べられる

ならこっちの量を増やせばいいか。


月日を経るごとに、不思議と少しずつ考え方が変わってきて、


ちょっとずつ体重が戻ってきました。


何も考えずにご飯や脂物を沢山食べることはまだ怖くても、


無理に食べようとはせず、食べたい物を

安心して食べられるものを食べていました。

メモ:大学入学当初、身長150㎝、体重38~9㎏まで増量。入学式の写真に映る自分は顔が少しふっくらしていた印象。
だいぶ元気になってきたと思っていた矢先、初めての一人暮らし・初めての大学生活・クラス内でのイジメとかなりのダメージを受け、ストレスで食べられなくなって1か月で1,2㎏ダウン
大学1年の夏休みに1か月ニュージーランドに語学留学に行くと、物価が高くて手が出ないものが多かったので、お昼は100円ぐらいで買えるコールスローサラダだけを食べる生活に。(朝晩はホストマザーに食べさせていただいていましたが、野菜が好きだからとほぼ野菜ばかり食べていました)そうしているうちに帰国後には体重は逆戻りし、また34㎏に


6.食べてもいいんだ


以前の投稿で書いた通り、

ヴィーガンに出会ったことで

良質な油、炭水化物を多めにとることを受け入れられるようになってきました。

この食事ならたくさん食べても大丈夫なんだ。と心から素直にそう思えます。

炭水化物が毒だと思っていた私が、ご飯茶碗1杯分のご飯を毎食食べられるようになりました!

ここまで来てもなお、1日に少なくとも1回は

「これ以上食べると太るからこのぐらいにしよう」

と自分の欲求に制限をかけてしまうことはあります。


それでも、当時とは全く比べ物にならないぐらい体に素直になれます。

メモ:体重は少しづつ増え、38㎏をキープするように。その後は数字を気にしすぎしないようにするため、体重計に乗るのはやめました。(500gでも増えると痩せなきゃと思ってしまうので)


私の経験を通して伝えたかったのは、

摂食障害はいつか必ずよくなるということ。



無理に食べなくてもいい。

無理に食べるのを我慢しなくてもいい。


食べたくなければ食べない。

食べたければ食べる。


それを続けていってストレスをなくしていけば

過剰な状態は必ずよくなる。


ふと楽になるときが必ず来る。


自分の心と体に素直になること。

そして心と体が健康になること。



このことを私は大切にして生きていこうと思います。


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