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早春の伊豆2泊3日 その⑧ -中伊豆


中伊豆ワイナリー


修禅寺を離れ、中伊豆へ向かいました。目的地は中伊豆ワイナリー。お昼を食べつつワインを買って帰ろうという魂胆です。
ドライブの折々に感じてたんですが、レンタカーのカーナビの地図がアップデートされてないんですよ。何度か道なき道を走ったのですが、ワイナリーまでの道も、すさまじい田んぼのあぜ道を指示してくるので、途中で諦めて引き返そうと思うほどでした。

ようやく。スリリングなあぜ道を抜けると、そこはナパ・バレーでした。
いや、本当に。遠くまで広がるブドウ畑に白亜の建物。わたしがカリフォルニアのナパ・バレーで訪れたワイナリーとそっくりです。やけにお城っぽさを帯びているのです、あちらのワイナリー。富士山を臨めることだけが違っています。

お昼を食べたレストランは、その名もナパ・バレー。後から知ったのですが、このワイナリーはオーナーがナパ・バレーに感銘を受けて造ったらしい。どうりで似てるはずでした。
メニューに載っているコース名も全部ナパのワイナリーにちなんでいました。徹底していて清々しい。

富士山を見ながらの優雅な食事


ここで圧巻だったのは、オーナーのコレクションセラーでした。
暗い部屋の両側にはたくさんのワインが寝ていましたが、その中のいくつかはオーパスワン専用の棚で、オーパスワンがずらりと並んでいます。もう一度書きます。オーパスワンがずらり。すべてのヴィンテージが揃っているそう。
わたしがナパのオーパスワンに行ったときは、3種類の試飲が75ドルで、試飲だけでもかなりの勇気が必要だったことを告白します。
金庫のような部屋です。
ちなみに、このワイナリーを造った志田勤さんは、カラオケのシダックスの創業者の方です。やはり、ワイナリーは余裕がある方のものだなあ。

いつ飲まれるだろう、いや、飲まれないんだろうか。



ワインショップで試飲をして、数本買って帰りました。有料の試飲でも100円からできて良心的。ちなみにオーパスワンも売ってました。1本7万円くらいだったかな。もちろん買って帰り…たい、とは思いましたよ。

結婚式もできれば、乗馬もできるワイナリー


この日はものすごく風が強くて寒かったので、ぶどう畑は上から眺めるだけでワイナリーを後にしました。

富士山がなければ、ナパと言っても気づかれない


伊豆で買ったもの

これで伊豆の旅行は終わり。気持ちもお腹も満たされた充実の旅でした。
レンタカーを返す三島まで戻るついでに、沼津漁港に寄ったら、ものすごく賑わっていてびっくりしました。お店も人も駐車場もみっちりです。食事ができるお店と買い物ができるお店がが並んでいて活気のあること!
最後に寄ったのは正解。若干のバッグの隙間に干物を詰め込むことができました。

帰るまでが旅行ー。我が家では家に帰ってから、旅先で買ったものを並べて写真を撮るまでが旅行です。今回は、見事に食べ物ばかり。美味しかったものを思い出すのに役立ちます。
そうだ、道の駅にも寄ってさんざん買ったのでした。「道の駅伊豆のへそ」は、活気とやる気が今までに行ったどこの道の駅よりも感じられる熱いお店で、買い物かごにどんどん物が増えていっちゃうのでした。

今回の最優秀ヒット賞は、まぐろの生ハムと原木しいたけ!


2泊3日の旅行記、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
旅行は復習も楽しいな、と書きながら思いました。現在そこにある建物に、関わってきた人、歴史、思い。その場では気づかなかったことに、後から気づいて興味が広がることもあって、横道に逸れてなかなか旅行記に戻れなくなることも多々ありました。例えば、ニコライ。今、谷中霊園に眠っているそうで、谷中霊園のどこだろう、今度行ったらお参りしようとか。歴史がある伊豆という土地柄もあって登場人物も多いこと…。

さて、次はどこに行こう。


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